「社会」カテゴリーアーカイブ

全ての日本人に捧げる「これからの世界での生存戦略」(2018)

私は、今を生きる日本人の将来には大きな困難が待ち受けていると思っている。これは、遡れば自分が小学生の頃から悩み続けてきた事だが、こういった問題にどう対処すべきかに一定の結論を見出せたので、述べていこうと思う。

日本が抱えるリスク

これからの日本で考慮すべき大きなリスクには、経済、自然災害、軍事の3つがある。

経済リスク

少子高齢化に伴う社会保障費の増大を主として、国の歳出は膨張し続けている一方で、それを補うための増税は棚上げにしてその代わりに赤字国債を発行するということが長年続けられてきた。これは、将来世代にツケを回していることを意味している。財政を健全化する為には、消費税率を将来的に30%以上に引き上げる必要がある。これは私のような若者にとって地獄のような現実であり、将来への希望を持てない最大の要因だ。

実際は、消費税率をそこまで上げることは政治的に困難だ。「日本は赤字国債を返済できない」と市場が判断すると、財政破綻もしくは急激なインフレが発生する。池田信夫氏ら経済学者によると、この現象はいつ起きても不思議ではなく、数年以内には起きると予想されている。

いずれにせよ、日本の若者が将来、厳しい生活を余儀なくされる事は確実なのだ。

自然災害のリスク

二つ目のリスクとして挙げたいのが自然災害だ。特に注意するべきなのは南海トラフ巨大地震で、発生確率は「30年以内に70~80%」とされており、現実性がかなり高いリスクと言える。この地震が発生した際の経済損失は20年間で1000兆円に及ぶと予測されている。30年後といえば、私達の親の世代はもう現役を退いた年齢になるが、私達若者にとっては「現実」の問題だ。

軍事リスク

3つ目は軍事的リスクである。日本は防衛力を米国に大きく依存しているが米国は財政を理由に東アジア地域の米軍基地縮小を志向している。一方で日本は核武装どころか国家の自然権としての十分な防衛力を持つことが政治的に困難な状況だ。これによりその地域に軍事力の空白が産まれて、力強い経済発展を原動力として軍事力を著しく高め続ける中国やロシアがその穴埋めを狙って我が国を始めとする周辺国に軍事的圧力を強めてくることは明らかだ。

また、北朝鮮の核問題も解決の道筋は見えておらず、これも同様に大きな懸念材料だ。

これからの生存戦略

このように、日本の未来には予見できる巨大なリスクが立ちはだかっている。でも、だからといって私達は自分の未来に絶望すべきではない。これらのリスクを最小化する戦略を取るべきなのだ。そこで、どのような戦略が望ましいか私なりに考えてみた。

考慮すべき将来のリスクとして経済、自然災害、軍事という要素を挙げたが、この中で最も緊急性が高いのは経済破綻のリスクだ。これが起きると民間の金融資産が損害を被るので、 資産を守るために金融資産の一部を外国に逃避させるなどをおこなう。これは外貨預金に相当し、すぐに実行できる。

また、経済、自然災害、軍事リスクの顕在化によって日本人にとって母国が極めて生活しにくい環境になることを想定しておかねばならない。その対策として、より生活しやすい外国に移住する準備をしておくべきだ。移住先にもよるが、私はやはり英会話ができるようになっておくことを推奨する。達するべき習熟度は、その国で十分な水準で生活するためにも、英語を使って仕事ができる程度が望ましい。また、外国に移っても通用するような職業技能を身に着けておくべきだ。

特に日本人で英会話が出来る人はとても少なく、習得のハードルは高いが、これはあらゆる人が実行すべき普遍的なものだと思うので、一人でも多くの人に参考にしてほしい。

唐澤貴洋弁護士、M1上沼恵美子批判炎上に見解…SNSに消極的

テレビ朝日系列の番組「M-1グランプリ2018」に関して、審査員を努めた上沼恵美子さんに対するお笑い芸人のとろサーモン・久保田かずのぶさんの発言が炎上している件。

私はこの手の芸能ネタには全く興味がないのだが、この件で唐澤貴洋弁護士が見解を述べていたネット記事が目についた。
上沼批判騒動にホリエモンも…炎上弁護人が語るSNSの恐怖
唐澤貴洋弁護士といえば、2ちゃんねる(今の5ちゃんねる)を主な舞台として、日本のインターネットにおいて過去に類を見ない嫌がらせの標的とされた人だ。

そんな彼が、このM-1騒動について見解を述べていた。
専門知識や自身の体験に基づいた考察は、迫真性があり読むに値する意見だ。

でも、最後の「炎上しないためには、SNSは見るだけにして、発信しないことが本来ベストです。」という意見には同意できない。
日本においては、インターネットで発言することは表現の自由として憲法で保障されている権利だ。
また、ネット上での表現活動は経済や文化を発展させる有意義なものだ。エジプトのジャスミン革命のように、SNSでの言論活動がキッカケで一国の政治体制を変えたという例もある。
だから、私はインターネット上での表現活動は積極的に行うべきという立場だ。もちろん、表現する際は他者を十分に尊重する必要がある。

彼はインターネット上で自己表現することを危険視するバイアスがかかり過ぎていると思う。それはやはり、唐澤さんが今までインターネット上で前代未聞の迷惑行為を受けてきたことに起因しているのだと思う。
実際のところは、暇を持て余した幼稚な連中の標的にされるという彼のようなケースは極めて異例で、一般にその手の被害を恐れる必要はないだろう。
そもそも久保田さんと唐澤さんとでは、炎上した原因が本質的に異なっている。久保田さんは相手を侮辱する発言をして非難されるべくしてされている。でも唐澤さんの場合は彼自身に非はなく、萎縮せずに迷惑行為をする者たちに毅然と立ち向かうのが正しい

唐澤さんの場合は匿名の者たちがその匿名性を悪用して迷惑行為を働いたのだが、怖じずに実名で情報発信する人の割合が増えれば、匿名コミュニティの勢力を弱めることができ、日本のウェブ言論の質を高めることができるだろう。
私も微力ながら貢献していきたい。

ところで、唐澤さんが「炎上弁護士」という著作を出版していたというのはこの記事を読んで初めて知った。しかもその発売日は今日らしい。
あれだけ凄まじい嫌がらせを受けていながら、それに耐えて糧にしてしまうとは逞しい人だね。尊敬します。
そういえば、10月にはAbemaTVにも出演して西村博之さんと対談したらしい。これからはメディアへの露出を積極的にやっていく方針なのだろう。それは少なくともビジネスの面からは正しい。なぜなら、「100万回の殺害予告を受けた」という極めて特殊な肩書きを得て、それを活かさない手はないからだ。

マックスバリュのトップバリュブランドの食品が安くて旨い件

2018-08-22、マックスバリュで、トップバリュブランドのラーメンを見つけた。日清カップヌードルの露骨なパクリとかもあるのだが、どれも一般的な商品の2/3ほどの値段と、とても安い。
それでいて、3種類食べてみたが味は十分だった。ラーメン食うときはここで買おうっと。

そういえば、マックスバリュでは飲料にもトップバリュブランドの物があり、それらもやはり他の競合商品より安い。やはり自社ブランドだから安く提供出来るのだろうね。

20世紀から世界で進む”自己愛型社会”の傾向 背景・対策

20世紀頃から、世界中の社会で「構成員が社会への従属より自身の自己愛を満たすことを重視する」という傾向が進んでいる。
その一つの証拠として、日本や米国で自己愛性人格障害者が有意に増えている事が分かっている。
この様な社会を岡田尊司(精神科医)は「自己愛型社会」と称した。

自己愛型社会の傾向は、構成員の自己中心性によりその社会を破綻に追い込む恐れがある。この傾向の背景とその対策について考える。

背景の考察

自由主義の普及
他者との交流の回避が可能になる

  • ”過剰な自己愛”への脅威に対する逃避傾向が強まる
  • 共感的交流の不足
Internet の普及
現実での他者との交流の機会が減る

  • ”過剰な自己愛”への脅威に対する逃避傾向が強まる
  • 共感的交流の不足
強い自己愛的共依存が可能になる
少子化
過保護の進行
核家族化
親との接触の減少

  • 共感的交流の不足
離婚の増加
親との接触の減少

  • 共感的交流の不足
共働きの増加
大人との接触の減少

  • 共感的交流の不足
交通基盤の発達
定住の減少

  • 長期的な人間関係の減少
    • 共感的交流の不足
防犯体制の強化
地域社会との交流の減少

  • 共感的交流の不足

共感的交流の不足は次の様な影響を及ぼす。

  • 自己肯定感の未発達
  • libido 転換の未発達

自己愛型社会への対策

自由主義は、経済政策としては社会を豊かにする事は歴史が証明しているので望ましいと言える。
但し、人同士の結びつきを弱める「個人主義」には歯止めをかけたほうが良いだろう。

自己愛型社会の背景の中でも、internet の普及は、その社会の構成員の自己中心性を著しく高めている。
人格形成の発達過程にある児童期は、internet の利用を制限した方がいいと思う。
但し、internet 環境は学習効率の著しい向上に寄与するものであるので、それ自体を子供から奪うのは望ましいとはいえない。健全な対人関係の中で成長していく事を促す為に、internet 上のSNS やchat の様なコミュニケーション・ツールの利用を制限すると良い。

CAPSULE(中田ヤスタカ・こしじまとしこ)のFranceでの人気

CAPSULE は日本だけでなく世界中で人気がある。私もCAPSULE が好きで、またその曲について外国人がどう思っているか気になるので、YouTube 上で英語の感想文を英語の勉強も兼ねて屡々読んでいる。

その中で気付いた事は、「space station No.9」、「Music Controller」、「GO! GO! Fine Day」の感想文にはヤタラとFrance 語が多い事だ。
彼らの発言を読んでみると、どうやらAntoine Daniel という人が影響を与えているらしい。
そこで彼について調べてみた。彼は日本では全くの無名の様で、日本語のwebsite の中で彼に言及している物は殆ど無かった。Wikipedia 英語版の記事を読むと、彼はFrance で有名なYoutuber で、他人が作った映像を面白おかしくイジる「What the Cut!?」というseries が高い人気を持っているらしい。

そして私は彼の動画群のどれにCAPSULE の曲が紹介されているのかを調べることにした。すると、Antoine 氏は動画内で使用した曲は動画説明欄に律儀に掲載していたので私の作業は楽だった。

「What the Cut!?」series では「space station No.9」を毎回のようにBGM として流していた。「Happy Life Generator」が流れることも有るようだ。
WHAT THE CUT #30 – BALLONS, TANGO ET UN CONCERTでは、「Music Controller」が携帯電話の着信音として流れる。
WHAT THE CUT A 2 ANS !では、「Eternity」が流れる。
Daniel 氏はCAPSULE を迚も気に入っているようだ。

Daniel 氏が気に入っているのはCAPSULE だけではなく、日本の文化についても同様の様で、WHAT THE CUT – SPECIAL JAPANESE VIDEOSでは様々な日本産の奇妙な映像を紹介している。

ゆうちょ銀行用語集 口座の種類・振替と振込と払込・送金方法

ゆうちょ銀行は、一般的な銀行と比べると独特の用語が多い。そこで、ゆうちょ銀行を利用する上で混乱を避ける為に用語集を作った。

口座の種類

振替口座
法人・事業者向けの口座。記号・番号の記号の先頭が「0」。
総合口座
一般人向けの口座。記号・番号の記号の先頭が「1」。

振込と振替と払込

振替
送金人のゆうちょ口座から受取人のゆうちょ口座に送金する。
振込
他行口座からゆうちょ口座への送金、またはゆうちょ口座から他行口座への送金。
払込
受取人のゆうちょ口座へ、送金を現金で行う。

送金方法

通常振替
送金人のゆうちょ口座から受取人のゆうちょ口座に書類を用いて送金する。今は電信振替に一本化された為に存在しない。
電信振替
送金人のゆうちょ口座から受取人のゆうちょ口座に即時に送金する。受取人の口座が振替口座の場合はATM の利用が不可。
通常払込み
受取人の振替口座へ、送金を現金で行う。送金人がゆうちょ口座を持っていなくても可能。
電信払込み
受取人の総合口座または振替口座へ、送金を現金で行う。送金人がゆうちょ口座を持っていなくても可能。ATM での利用は不可。
自動払込み
事前の申し込みにより、受取人の総合口座または振替口座へ送金を継続して自動的に行う。

障害を再定義するAI:山田肇『AIは障害者を排除し包摂する』

山田肇氏の記事『AIは障害者を排除し包摂する』を読んだ。
この記事は人工知能を使った機械が障害者へ及ぼす影響について述べられている。

その記事の中で、複数の障害を持ち読み書きもできないため今までコンピュータを使用していなかった男性が、スマートスピーカーでネットにアクセスできるようになり、知識の海にたどり着いたと紹介されている。
読み書きが出来ないということは、視覚障害と身体障害を持っていると推察するが、そんな重度障害者の、活動の幅を著しく広げる人工知能機器の力には驚かされる。

そして私は、「人工知能は障害者と社会の関係を大きく変える」と考えついた。
障害というのは、「障害か、個性か」という屡々なされる議論が提示するように、人や社会基盤がうまく対応すれば、その障害は個性と呼べるものになる。つまり障害とは、「社会環境への相対的な評価」なのだ。
山田氏の記事で紹介された様な人工知能機器が、技術の成熟と価格の低下が進んで誰もが持つ普遍的な道具となれば、それは社会基盤の一つとなる。障害者にとってそんな社会は、障害の無い世界として映るだろう。そうなれば彼はもはや障害者ではない。
人工知能技術は、それだけで障害の全てを包摂出来る訳ではないが、その技術は将来、障害の定義を変える事になるたろう。

H29年(第48回)衆院選告示 各党の公約の考察・投票先の吟味

平成29年(第48回)衆議院議員総選挙

各党の公約を考察して、投票先を吟味する。

希望党の公約

希望の党が「12のゼロ」と称して無根拠な目標を並べているのは酷い。第45回衆院選の際の民主党の様だ。
自由主義勢力は利権を開放することを目指しているので、業界、労組、公務員に因る票田を手に入れることは出来ない。そこで大衆の支持に頼ることになる。それ故に大衆迎合の公約を掲げる傾向が有るので多少の大衆迎合的公約は大目に見た方が良いのだろうが、これは流石に酷い。
この党は、実務能力が未知数であり、候補者の大半が民進党出身者なので与党になるには頼りない。この党に投票するぐらいならば、上位互換の維新会に投票した方がいい。

社会保障政策

社会保障については、消費税率の引き上げが争点となっている。
増税を遂行するのは当然で、加えて社会保障の大幅縮小や「負の所得税」導入が必要だが、自公は既得権益者の反発を恐れて抜本的改革を掲げていない。
その他の政党が公約する「増税の凍結」は論外だ。

この抜本的改革に関しては、希望の党が「basic income の導入」を掲げているのが目を引く。小池氏は経済的自由主義者なので本気だろうし、この党が単なる大衆迎合政党という訳ではない事を現している。この点は期待できるが、その制度設計は甚だ未熟の様だ。

敗戦cult 系の政党

共産党、社民党、立憲民主党といった敗戦cult 勢力は反日社会主義なので、私の選択肢には最初から入っていない。したがって詳しく批判する事も無い。
立憲民主党は敗戦cult だが、liberal に偽装した公約を掲げている。

自分の投票先

選択肢は限られており、選択肢は「自民党」「維新の会」「日本のこころ」ぐらいだ。
小選挙区は選択肢が限られているので選びやすい。
比例代表は難しい。「日本のこころ」は九州地区には候補を出していないので、自民党と維新会のどちらかを選ぶことになる。
私は愛国自由主義を志向するので考えは維新会に近いが、維新の公約には無責任な物も含まれているので悩ましい。

立憲民主党誕生で敗戦cultのliberal偽装が話題 第48回衆院選

第48回衆議院議員総選挙
衆院解散後、民進党が希望党に吸収される事になったのだが、小池氏が民進党員を選別したことで弾かれた人々が現れた。その一部がに「立憲民主党」を結成した。

これを受けて、「アゴラ 言論プラットフォーム」では、立憲民主党について「彼らは立憲主義やリベラルを標榜しているが、それは偽装だ。」という議論が盛んになった。

八幡和郎
立憲民主党は恥知らずな“偽リベラル”の巣窟
リベラルが極左の隠れ蓑になるまでの残念な歴史
池田信夫
「立憲主義」という欺瞞の終わり
篠田英朗
排除されたのはリベラル派でなく、冷戦時代からの改憲反対派では
立憲民主党・枝野幸男代表の「リベラル保守」主義について

私はこういった「偽リベラル勢力」について自分なりに研究して、彼らを勝手に「敗戦カルト」と呼んでいた。

私はこの「アゴラ」を迚も尊敬しているのだが、そこでは執筆陣の一部が屡々敗戦カルトを「リベラル」と呼んでおり、私は「彼らはリベラルじゃないのに」といつも不満に思っていた。

或る勢力の呼び名なんて何でも良いと感じる人も多いだろうが、日本の敗戦カルト勢力が「リベラル」を自称してきたことは、大東亜戦争終結以来の我が国に於ける政治問題の核心であり、この議論がより深まることを望む。

H29年(第48回)衆院選 各政党の傾向 立憲民主結成 10-04

第48回衆議院議員総選挙

衆院解散後、民進党が希望党に吸収される事になったのだが、小池氏が民進党員を選別したことで弾かれた人々が現れた。彼らが今後どの様に行動するかが明らかになっていなかったが、にその一部が「立憲民主党」を結成し、選挙に強い人々は党籍を残して無所属で出馬することになった。

今回の選挙に於いて今後はもう新党結成や合流の動きは無いだろう。漸く本選挙の勢力図が確定した訳だ。
そこで、各政党の政治方針を「愛国-反日」と「社会主義-自由主義」という二つの主な要素で表した。

民進党と自由党は公認候補を出さない方針だが、党籍は残して出馬する人も居るので、選挙人が投票先を選ぶ際の参考としてそれらの政党も扱った。

主な政党の政治方針
社会主義←→自由主義
愛国


反日
こころ 自民党 維新会
新大地 希望党 幸福党
民進党 公明党
立民党 自由党
共産党 社民党

今回の選挙の最大の特徴は、自公という「愛国・社会主義」と希望・維新という「愛国・自由主義」の対決となる点だ。
第2次世界大戦終結以来、我が国は「愛国・社会主義」と「反日・社会主義」の対決だったが、その軸が転換したのだ。この事は、「この選挙が我が国にとって極めて大きな節目である」という事を示している。