株式投資
パニック時の急落で買う
- 取引量の急増
- ボラティリティ指数(VIX)の上昇
- ニュースやSNSで不安を煽るような情報が流れている
- ファンダメンタルズとの乖離
- RSIやストキャスティクス、MACDなどのオシレーター系指標が売られすぎ(オーバーソールド)の状態を示している
TradingViewでは株価チャートの下部に、棒グラフで出来高(Volume)が表示される。
目標株価
アナリストが公開している目標株価は参考になる。以下は誰が目標株価を評価したのかも含めて公開しているので信頼性が高い。
株価が下落した時点より前に公表された目標株価は、下落した原因を説明できないので、その目標株価は参考にならない。
長期・中期・短期ごとの戦略
長期(数年): 最もリスクの小さい全世界株式
中期(1年程度): 景気変動を考慮する。例えば米国の不況が予想されるならば新興国に投資する
短期(数ヶ月程度): 割安な個別株あるいはテーマ株への投資
ゴールドと暗号資産
ゴールドの成長率が株式市場の成長率より高いと仮定すると矛盾が生じる。同様の理屈は暗号資産についても言える。したがって株式市場に投資するのが合理的行動となる。
個別株
個別株にはアンシステマティックリスクが伴う。このリスクに対処するために頻繁の情報収集と分析が必要となるので、個別株投資は非効率である。それでも個別株投資を行う場合は、その銘柄に対する競合企業を多く含むような投資信託を購入することでアンシステマティックリスクを軽減しよう。
株の適正価格は時々刻々と更新されるものなので、最新の目標株価に基づいて銘柄の売買を判断する必要がある。そのため、目標株価の最新情報が1ヶ月に一回以上入手できる銘柄のみを買おう。
投資信託・ETF
投資信託には信託報酬率といったコストがある。一般に、投資対象の範囲が大きいほどこのコストは低く設定されている。例えば「全世界株式<S&P 500<FANG+」である。したがって、購入したい投資信託がある場合、より範囲の広い投信を購入できないか検討すると良い。
米国ETFはETF Channelが最新情報を扱っているのでオススメ。
私の戦略
- 直近3ヶ月間で目標株価が一ヶ月に一回以上更新されている。TipRanksとMarketBeatで確認する。ある程度の更新頻度がないと、目標株価コンセンサスの精度と売却のタイミングを判断できないため。
- 株価を目標株価コンセンサスと比較し、長期(12ヶ月間)と短期(1ヶ月以内)の目標株価の両方において7割以下である。
- MarketScreenerで一年間、半年間、3ヶ月間の「コンセンサス株価」と「実際の株価」の比を確認し、現時点の比が大きくなっている。短期的に株価が上昇する銘柄を選ぶため。
- MarketScreenerで過去に株価が急落しているかどうかを確認し、急落前の目標株価は参考にしない
外貨定期預金
南アランドの罠
ソニー銀行や大和ネクスト銀行は、南アフリカランドの外貨定期預金について、円から為替した際の年利を20%程度という非常に高い利率にしている。しかしこれには罠があり、為替レートを考慮すると損してしまうのだ。
2025-05現在の南アランド/円の為替レートは、購入レートが8.21円、売却レートが7.81円である。いま、10000円を元手に外貨定期預金をすることとしよう。これを南アランドに替えると1218ランドである。ソニー銀行で1ヶ月間預金すると、税引き後に1.33%の金利がつき1234ランドになる。ここで円に戻すと9640円となり元本割れとなるのだ。
ここまでの流れを数式にすると次のとおりである。
10000/8.21*(1+0.2/12*0.8)*7.81=9640
米ドルの場合
「円から始める限定金利」を為替手数料片道15銭で利用した場合、次のとおり。
10000/144.21*(1+0.09/12*0.8)*143.91=10039
「円から始める限定金利」を利用するために毎月ドル円の交換を繰り返しながら預金するとなると、年利0.4%程度になってしまう。
ソニー銀行はおすすめ
ソニー銀行は毎月、為替手数料がゼロになるキャンペーンをやっているのでこのタイミングで交換すると良い。
また、優遇プログラムSによって為替手数料を下げることができる。
これを活用すると、少し利息が増える。
10000/144.06*(1+0.09/12*0.8)*143.99=10055