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藤井聡太四段、28連勝 加藤一二三九段との関係 将棋

、将棋棋士の藤井聡太四段が、公式戦で28連勝を達成して、連勝記録歴代1位タイになった。
藤井氏は史上最年少でプロ棋士に昇格して、初戦から勝ち続けて今回の記録を達成した。

連勝記録というのは運の要素が大きいので、その棋士の実力を示すには頼りないものだ。実際に、同じく記録1位を保持している神谷浩史氏は7大棋戦での優勝経験が無く、順位戦A級在籍経験もない。
それでも、藤井氏は、その若さと驚異的な勝率の高さを見るに、20年前の羽生善治氏の様に将棋界を席捲するに違いない。取り敢えず、今年度の連勝記録と勝率記録は一位を取るだろう。

私は昔程ではないが将棋に関心があり、藤井氏の活躍に注目していた。今回の連勝記録は私も嬉しい。今後もどこまで連勝記録を伸ばしてくれるか楽しみだ。
藤井氏は如何なる場面においても冷静であり、大勢の記者に囲まれても常に落ち着いた様子である。14歳とは思えない。

また、藤井聡太氏は加藤一二三氏と不思議な縁が次の様にある。

  • 加藤のプロ昇格史上最年少記録を藤井が破った。
  • 現役棋士の中で、加藤が最年長、藤井が最年少。
  • 藤井がプロになって初めての対局者が加藤。
  • に加藤一二三の引退が確定した翌日に藤井聡太が歴代連勝記録1位を獲得した。

今回の連勝記録や、加藤氏との関係は、まるで漫画を読んでいるかの様な出来すぎた話だ。世間が大きく盛上がるのは必然だろう。いや、寧ろ盛り上がりは足りていない様に思う。

藤井氏の影響で将棋に熱中する子供らが増えているらしい。彼らの中から、嘗て谷川浩司氏に憧れてプロ棋士を目指した羽生世代のように、優れた棋士が産まれるかもしれない。