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Win10 Pro Creators Update 自動更新阻止・書体変更

米Microsoft 社はにWindows 10 向けの大型更新「Creators Update (1703版)」の配信を始めた。
私は自分のPC「ThinkPad L540 (Windows 10 Pro 64bit)」に対してにこの更新を適用した。

更新の影響

Creators Update には役に立つような機能追加は特に無かった。それどころか、利便性が下がった。

前回の大型更新と同じく「初期化地獄」が発生した。

  • Windows Service の設定
  • 音楽、画像、mail 等の関連付け。何れもWin10 専用のMS 社製品に置き換えられた。
  • Dolby Digital Plus のequalizer 設定
  • system 書体の文字の大きさ。あまりにも小さくて読めない。

system 書体の文字を、いつもの方法で大きくしようと思ったが、なんと、文字の大きさを変えることができなくなっていた。こんな基本的な機能を取り除くとは、MS 社は正気ではない。
何とかして大きくしたい。そこで調べた所、ぼくんちのTV別館 Windows 10 Creators Update でシステムフォントのサイズ変更、ClearTypeや色の調整をするにてapp「Meiryo UIも大っきらい!!」を用いる方法が紹介されていた。
これを使って、書体を「MS UI Gothic 16pt」に統一した。これで読みやすくなった。しかし、通知領域やTask Manager 等の書体には変化がない。また、Chrome のOmniBar の文字も小さい。この点ではFirefox が勝っている。
何れにせよ、このapp の開発者とこれを紹介してくれた方には感謝する。

Start Menu から「PC」のtile が無くなった。そこでdesktop にそのicon を表示させようと、「デスクトップ アイコンの設定」を探したが無くなっていた。仕方がないのでshortcut icon を作った。
しかしその後、start menu の左端に「エクスプローラー」の項目があり、これを選べば良いと分かったので、shortcut icon は削除した。

Process Explorer 16.12版を起動させたら、動作が停止してしまう様になった。そこで最新版の16.20版を使ってみたら、正常に動作した。

本更新の後、本更新が原因とは断定できないが、明らかにOS の安定性が下がった。そこで、不要なWindows Service を停止したり、Disk Cleanup を行った。
まだ不安定なので、Device Manager の”network adopter”の”Intel(R) Wireless-N 7260”の”Wake on Magic Packet”と”Wake on Pattern Match”を無効化した。

更新中の負荷による被害

更新には約2時間掛かった。更新program のdownload 中は動作が非常に重くなり、作業に支障が出た。ヤフオクでベイブレードを入札しようとしていたのだが、本機から入札することは諦めるに至った。代わりに先代機「Lenovo G475」から入札することにしたのだが、残り1分というギリギリで間に合った。この商品は落札できた。
Win10 では今までのOS 更新に於いてもこの様に作業に支障が出る事が幾度も有った。これは、Win10 に更新の時期を操作する機能ない事が原因だ。これをして、その時は「Win10 はWindows 史上最悪のOS だ」と思った。

何とかして自動更新を阻むことにした。

Windows Service の「Windows Update」を”手動”から”無効”へ変更したが、手動更新もできなくなった。
調べた所、Win 10 の”Pro”級以上はWindows Update を止めることが出来るらしい。そこでこの方法を実践した。

  1. Local Group Policy Editor (gpedit.msc)を開く
  2. ”コンピューターの構成”を選ぶ
  3. ”管理用テンプレート”を選ぶ
  4. ”Windowsコンポーネント”を選ぶ
  5. ”Windows Update”を選ぶ
  6. ”自動更新を構成する”を開く
  7. ”有効”を選ぶ
  8. ”自動更新の構成”から「2 ダウロードとインストールを通知」を選ぶ

これで、更新program が勝手にdownload やinstall される事はなくなる。しかも、新着の更新program の確認は自動で行われ、通知もされるので手動で確認する必要もない。実に便利だ。
Win10 のPro 級以上に於いてのみこの設定が可能だ。最初からこうしておけば良かった。

私は保安用app としてWindows Defender を使っているのだが、本app のmalware 定義更新はWindows Update を通して行われるので、定義更新を手動で行う必要がある。定義更新は1日に数回行われるので手動更新が面倒なのだ。
そこで、保安用app をWindows Defender からAvast へ乗り換えた。

WP plug-in AddToAny Share Buttons導入 むぎの手記

、私は「むぎの手記」にWordPress plug-in「AddToAny Share Buttons」を導入した。

「AddToAny Share Buttons」の共有button
「AddToAny Share Buttons」の共有button

にplug-in「WordPress Popular Posts」を導入したのだが、これは4年来の願望の実現だった。そして今回の共有button 設置も、同じく4年来の願望が漸く実現した。

導入の経緯

当site の活性化を狙って、各記事に共有button を設置することにした。

設置する方法としては「WordPress plug-in を利用する」と「各記事に手動で設置する」があるが、後者は大きな手間が掛かるので前者を選んだ。

どんなplug-in を選ぶかだが、次のような条件を挙げた。

  • 利用者が多い。
    • 信頼性が高い。
  • Facebook, Twitter, Google+, Tumblr, はてな, mixi, LINE に対応している。
    • Facebook, Twitter, Google+ は世界的に主要なSNS である。
    • むぎの手記の記事が過去にSNS で話題になったことがあるのだが、その媒体がTumblr と”はてな”だった。
    • mixi やLINE は日本での利用者が多い。

※Pinterest は画像の共有に特化しているので当site には向いていないし、LinkedIn や電子mail は拡散力は弱い。故にこの様なbutton は扱わない。
これらの条件に照らして、各候補を評価した。

plug-in 名 国産主要SNS への対応 人気
AddToAny Share Buttons
WP Social Bookmarking Light ×
Jetpack by WordPress.com △。Mixi が入っておらず、追加するには「code の取得」「icon 画像のDL/UL」等の煩わしい手続きが必要。
Simple Share Buttons Adder × ×
Share Buttons by AddThis ×
Social Media and Share Icons × ×
Shareaholic ×。はてな非対応 ×
Share Buttons by AddThis ×

この結果、AddToAny Share Buttonsを使うことにした

日本人の間では、WP Social Bookmarking Lightが比較的人気のようだった。これは、本plug-in の開発者が日本人であることが最大の理由のようだ。

button設置の様式

button の大きさは、”Small”はsmart-phone だと小さすぎて押し難いので、”Large”にした。


表示するbutton の種類は幾つにするか?

くまWEB では、WordPressでSNSシェアボタンが設置できるプラグイン5選(+OGPの設定方法)にて、決定回避の法則を根拠に「数は必要最低限にすべき」と主張する。
私もこの法則は知っていたが、「共有button の設置」はこの法則の適用対象ではないと感じている。何故ならば、読者が記事に対して共有したいと思うSNS の種類は各自で限られているのでどれを選ぶか迷うことはない筈だからだ。

とは言え、読者が所望のSNS を探し出すのに時間が掛かってしまったり、button 一覧が画面表示領域を大きく占有してしまうのは望ましくない。故に、この2点を設置数の上限の目安にする。
具体的には、次のような条件でSNS button の列が1行に収まるよう調節した。

  • 1行の文字数が読み易さの上で最適である(35字程)様なpage 拡大率
  • page をsmartphone で横置きで表示する

そこで、Facebook, Twitter, Google+, Tumblr, はてな, Mixi, Pocket, Evernote, LINE のbutton を表示して、加えて”Universal Button”も表示した。

smartphone で如何に表示されるかの確認には、Chromium の”検証”機能を用いた。


button の設置場所は、読者が記事を読み終わった後に押すという流れが自然なので、各記事の最下部に設置した。
人に依ってはbrowser に固定して表示しているが、あれはpage を拡大した際に文字に被ってしまい邪魔になるので私は嫌いだ。故に当site では採用しない。


”固定ページ”には不要だと思って非表示にした。

Avast不要機能が無線LAN切れる原因?AVG乗換え等検証

私が使っているlaptop「Lenovo G475」(Win7 Home Premium 64bit)で、から無線LAN が勝手に繋がらなくなる障害が起きていたが、これが保安用app「Avast! antivirus」の不要な機能に起因するものであることがに判明した。

Avastが無線LAN切れる原因?

に、Avast が原因で本機が著しく不安定になった。
本件を機に、保安用app をAvast から別のものに乗り換えようと思ったが、Avast は迚も軽いので、再び同じ不具合が出ない限り使い続けることにした。

Avast は既にuninstall した状態なので、この時点ではPC に保安用app は何も入っていない。この状態でAvast をinstall する為にweb browser でAvast のwebsite を訪れるのは少し危険だ。そこで、別のPC からAvast のinstaller をUSB flash drive に入れ、そのflash drive を本機に接続してinstaller を展開した。

Avast のinstall は完了した。
ところがその後、web browser でYouTube の動画を観ていたところ、通知領域の「使用可能な接続はありません」という通知と共に無線LAN が繋がらなくなった。
この現象は2年ほど前から本機で起きていた現象だ。この不具合が起こる度に私は対策を講じて解決してきたが、最近になって万策尽きていた。そして今回、「原因はAvast にある」という疑いを持った。

AVG障害、削除不可

「無線LAN が切れる原因はAvast である」という仮説を検証するために、Avast の代わりに別の保安用app を導入してみることにした。取り敢えずAVG を評価が高いのでにこれを導入することにした。
Avast のuninstall は直ぐには行わず、AVG の導入が完了してから行うことにした。AVG のinstall 時に、Avast が有効化されていると保安用app の競合により不具合を起こす可能性が有ったので、Avast を1時間だけ無効化した。しかし、AVG のinstall 中にAvast が自動で有効化されてしまった。それでもAVG のinstall は完了した。

AVG 導入後にYouTube で動画を観ても無線LAN は切れないので、やはりAvast が原因かと思った。

AVG のパッシブモードの通知
AVG のパッシブモードの通知

ところがAVG の管理画面を開くと、「AVG は現在[パッシブ モード]です PC 上ではアバスト アンチウイルスを実行中です」と通知して、保護が有効化されていなかったのだ。Avast は既にuninstall しているので明らかに狂っている。原因として考えられるのは本app のinstall 中にAvast が有効化されていたことだ。

Windows の「プログラムと機能」からAVG の「修復」を試みたが、「回復に失敗しました 申し訳ありませんが、初期化中に問題が発生しました。 0xA0010004: 動作タイムアウトまでお待ち下さい。」と通知され失敗。
仕方ないのでuninstall を試みた。すると、再びerror code「0xA0010004」と共に失敗した。「大変なことになった」と思った。
Windows をSafe Mode で起動してuninstall を試みたが同じく失敗。

そこで、AVG の次の記事に従って作業を行った。
AVG 製品のインストールやアンインストール、アップデートでエラーが出ます。
削除する対象として「AVG Zen」が表示された。これを選んで作業を進めて再起動すると、確かにAVG は削除されていた。
但し「プログラムと機能」の一覧に「AVG Protection」が残っていた。これをuninstall しようとすると、「既にアンインストールされている可能性があります」と警告された。そこで「AVG Protection」を一覧から削除した。

Task Manager に「AVGUI.exe *32」が残っていることに気付いた。原因を調べると、PC 上に次のようなAVG の残骸が存在した。

  • Task Scheduler に「Antivirus Emergency Update」「AVG EUpdate Task」
  • Start Up に「AvgUi」「AVG Internet Security Service」

AVG 関連のStart Up を無効化すると「AVGUI.exe *32」は消えた。Start Up は無効化は出来るが削除できないのが残念だ。

Avastを最小条件で導入

無線LAN が繋がらなくなる不具合は、Avast の不要な機能に由来する可能性があるので、install 時に次の必要最小限の機能のみをinstall してみた。

  • ファイルシールド
  • 挙動監視シールド
  • ウェブシールド
  • メールシールド

この状態でYouTube 動画を再生してみた。すると、無線LAN が繋がらなくなる不具合は起きなくなった
実は、本PC を膝の上に載せるだけでも無線LAN が切れていた(laptop なのに…)のだが、この不具合も解消した。
これにて、2年間に及ぶこの不具合との戦いに終止符を打てたかもしれない。

ところが数日後、「読み書き音無しでHDD のアクセスランプが点灯し続けて重くなる」現象がまた発生した。

そして何故か、web browser「Slimjet」を起動するとこの現象が必ず発生する。結局、この不具合の所為で開いていたtab を全て失ってしまった。
他のChromium 系browser では発生しない。試しにAvast やGoogle Drive 等を無効化した状態で起動してみたがやはりこの不具合が起きる。
browser はKinza に乗り換えた。

そこでに再びAVG に乗り換えてみた。パッシブモードは無効化した。暫くは大きな問題は起きなかったが、に「読み書き音無しでHDD のアクセスランプが点灯し続けて重くなる」現象が発生した。shutdown にも数十分掛かるので迷惑だ。
AVG とAvast は開発元が同じなので、開発元が別である保安app を試すことにした。

avast”RPCサーバーを利用できません” 更新不可・激重

私が使っているlaptop「Lenovo G475」(Win7 Home Premium 64bit)にて、に俄に動作が非常に遅くなった。更に、導入している保安用app「Avast! antivirus」の動作が不安定になった。

この問題は、Avast をuninstall することで解決した。

状況

私は問題発生時にメモ帳を利用して仕事をしていたのだが、急に「Google 日本語入力」が停止して作業ができなくなってしまった。
何事かと思って調べると、Avast シールドも停止していた。
更に、数十分間に渡ってHDD のアクセスランプが点灯し続ける現象が起きており、動作が非常に重い。

Avast User Interface の起動を試みると、HDD のアクセスランプが点灯し続ける現象が数十分続く。但し、HDD の読み書き音は聞こえてこない。その後、window は表示されるが、その中には何も表示されていない。したがってAvast User Interface を利用できないのだ。これは、malware 検査ができないことを意味している。

私はもう一台のPC (Win10 Pro 64bit)にもAvast を導入しているが、こちらは本件のような不具合は発生していない。

原因究明

Avast シールドが停止した原因として最初に疑ったのは、「Internet 接続が切れた」という事だ。何故ならば、本PC ではInternet 接続が予期せず切れる現象が1年以上前から頻発していたからだ。しかし、Internet 接続は切れていなかった。

PC を再起動しても変化なし。

仕方がないので、通知領域に於けるAvast のicon からcontext menu を表示して対策を試みた。
「エンジン及びウイルスの定義」や「プログラム」の更新を試みた。ところがAvast が「RPCサーバーを利用できません」と通知して失敗する。
この「RPCサーバーを利用できません」という文言について調べてみたが、役に立つ情報は無かった。
次に「全てのシールドを有効にする」を試みた。すぐには有効化されなかったが、PC 再起動後に有効化された。

Task Manager を覗いてみても、特に異常は確認できない。

Avast の有効期限が切れているわけではない。

safe mode で起動してAvast User Interface の起動を試みたが、HDD のアクセスランプが長時間点灯し続けた後、window は表示されるが、その中には何も表示されなかった。

シールドの有効化は出来たので、とりあえず更新を行った。「ウイルス定義」は更新できるが、「プログラム」の更新を行うと、「ステップ 3/3 ファイルを抽出中: lodash.js」という時点から数時間待っても進まない。

shutdown しようとしたが、「ログオフしています…」の状態で止まった。例によってHDD のアクセスランプが点灯し続けている。仕方ないので強制終了した。
PC を起動したら、またAvast シールドが停止していた。

「プログラムと機能」からAvast の「Update」や「Repair」を実行すると、「ファイルを抽出中: lodash.js」で止まってしまった。「プログラム」の更新を行った際と同じ現象である。

次にuninstall を試みた。自動作業が中々進まないので、その日は放置して寝た。翌朝のに確認してみると、無事にuninstall 出来ていた。
これにて、PC の「動作が重い」という不具合も解消された。やはり、Avast の不具合が原因だったようだ。

むぎのおすすめWindows用web browser 歴代順位

むぎが発表しているWindows 向けweb browser のおすすめランキングの歴代記録。

 

発表時 1位 2位 3位 4位 5位
1 Pale Moon Firefox Kinza Opera Chrome
2 Pale Moon Firefox Slimjet Opera Ancia
3 Pale Moon Firefox Slimjet Chrome Ancia
4 Firefox Pale Moon Slimjet Chrome Ancia
5 Firefox Slimjet Chrome Pale Moon Ancia
6 Firefox Slimjet Chrome Edge Ancia
7 Firefox Pale Moon Slimjet Chrome Ancia
8 Firefox Pale Moon Kinza Chrome Edge
9 Firefox Pale Moon Kinza Chrome Ancia
10 Pale Moon Firefox Kinza Chrome Ancia
11 Waterfox Kinza Chrome Pale Moon Ancia

各browser の背景色は、そのbrowser が搭載しているHTML rendering engine を示している。夫々の色が示すengine はTridentGeckoBlinkEdgeHTMLGoanna

Windows対応web browser おすすめランキング H2901号

Windows 対応web browser の、世界一マニアックなおすすめランキング。(号 #7)

browser 利用者比

世界に於けるweb browser の利用者比を考察する。情報源はNet Applications の調査

Chrome (56%)は未だに順調に増え続けている。

Firefox (12%)は9月からの増加が続いており、この調子だと増加に転じた9月から半年で比率を倍増させそうだ。

IE (21%)は急激に減り続けている。
IE の利用を辞めた人はEdge ではなくChrome とFirefox に流れ込んでいる様だ。

Edge (5.3%)は横這い。

Opera (1.3%)は横這い。

それでは、本題のbrowser ランキングを紹介しよう。

第5位:Ancia (y-kurimoto)

特徴
  • IE の派生
  • 日本人による個人開発。
  • 知名度が非常に低い。
  • RAM 消費量が少ない。
  • 拡張機能は使えないが、機能は豊富。
  • install が不要。
対応OS XP 以降
HTML RENDERING ENGINE Trident
安全性 ★★★★☆
IE 系。更新頻度は月に1回ほど。
安定性 ★★★★★
試用版ながら不具合は少ない。RAM 消費量が少ない。
機能性 ★★☆☆☆
拡張機能は使えないが、様々な機能が用意されている。

6号連続で5位。創刊以来、日本製がランクインし続けている。
前号の時点ではTwitter 動画の再生が出来なくなっていたが、解決した。

第4位:Chrome (Google 社)

特徴
  • 利用者数は世界と日本で1位
  • Google が開発
  • Chromium 系
  • 拡張機能を利用可能。
対応OS 7 以降
HTML RENDERING ENGINE Blink
安全性 ★★★★★
Google 製品。安全性更新の頻度は月に数回。
安定性 ★★★☆☆
不具合が少ない。Chromium 系なのでRAM 消費量が多い。
機能性 ★★★★☆
Chromeウェブストアが利用出来、拡張性が非常に高い。

前号から順位を一つ下げた。5号連続のランクイン。

※類似品: Vivaldi

第3位:Slimjet (FlashPeak 社)

特徴
  • 知名度が低い。(Linux 系OS では人気)
  • Chromium 系
  • Chrome の拡張機能を利用可能。
  • Chrome の安定性・機能性における弱点を克服している。
HTML rendering engine Blink
対応OS 7 以降
安全性 ★★★★☆
Chromium の版が少し遅れている。
安定性 ★★★★☆
不具合が少ない。
Chromium 系なのでRAM 消費量は多いが、RAM 消費解放機能を搭載している。
機能性 ★★★★★
Chrome web store を利用出来、拡張性が非常に高い。
tab の閉じるbutton を消せる。
tab 上の右click でそのtab を閉じる機能を持つ。
新規tab に拡張性の高い「よく見るpage」を表示できる。

※類似品: Kinza

前号から順位を一つ下げた。6号連続でランクイン。
近頃は更新頻度が下がって来ており、次号でランク外になるのは確実な情勢となった。

第2位:Pale Moon (Moonchild)

特徴
  • Firefox の派生で、各OS に最適化されている。
  • 独自のrendering engine 「Goanna」を搭載している。
  • 拡張機能が利用可能。
  • Firefox から無駄な機能を削り、高機能と軽さの両立を実現している。
対応OS Vista 以降
HTML rendering engine Goanna
安全性 ★★★★☆
Firefox の派生で安全性更新の頻度は月に一回程度。
安定性 ★★★★★
不具合が少ない。RAM 消費量が非常に少なく、Firefox 系の中で最少。
機能性 ★★★★☆
Firefox の拡張機能を利用出来、拡張性が高い。但し互換性の無い物も有る。

前号の時点で「Twitter 動画の再生が出来ない」「YouTube の60FPS 動画を再生できない」という欠点を抱えていたが、解消した。これによって、前号では圏外だったが、一気に2位に返り咲いた。
Firefox に先駆けて、WinXP の対応を打ち切った。

第1位:Firefox (Mozilla Foundation)

特徴
  • 利用者数は世界と日本で3位
  • 14年の歴史がある。
  • 拡張機能が利用可能。
  • 欠点が無い。
対応OS XP 以降
HTML rendering engine Gecko
安全性 ★★★★★
安全性更新の頻度は月に数回。
安定性 ★★★★☆
不具合が少ない。
機能性 ★★★★★
Firefox add-on を利用出来、拡張性が非常に高い。

※類似品: Tor Browser, Cyberfox

本browser は創刊号からランクインし続けて、今回4連覇を果たした。

Firefox 系が創刊号から1位を取り続けている。

Edge は前号では4位だったが、Pale Moon とAncia が前号の時点で抱えていた重大な欠点を解消したことで、相対的に評価が下がって今回は圏外となった。

Kinza が遂にMP4 に対応した。本browser は誕生した当初からこの欠点が有る故に「日本製なのに惜しい」と評されてきた。
Slimjet が次号でランク外となる公算が強まったことで、代わりにKinza がランクインしそうだ。

Pale Moon 27、YouTube 60FPS・Twitter動画再生可に

、私は自分が使っているweb browser「Pale Moon」を27版へ更新した。

27版の変更点

今回の更新は、独自のHTML rendering engine 「Goanna」を搭載した26版から初の大型更新だ。

26版からYouTube の60FPS 動画やTwitter 動画が再生出来ない問題が起きていたが、今回の更新で解消した。
本browser は26版のこれらの問題が原因で「web browser おすすめランキング H2810号」では姿を消していたが、次回からはAncia に代わってランクインする事が濃厚になった。

Windows XP への対応が外された。派生元のFirefox は未だに対応している。

更新時の不具合

更新作業はいつも通りbrowser 上の「Pale Moon について」button から行った。
いつもは更新に失敗することはないのだが、今回は再起動時に
「XML パースエラー: 定義されていない実体が使用されています。 」
というwindow が際限なく増え続け、browser を起動できなくなった。
無限増殖するwindows を手動で逐一閉じて行っても追い付かないので、Task Manager からPale Moon を閉じた。すると全てのwindow を鎮火出来た。
10年以上前にこんなブラクラを食らった経験がある。

その後困ったことに、本browser を起動しようとすると、window「XML パースエラー」が無限増殖して失敗するようになった。
一度本browser をuninstall するしかなさそうだが、その場合、開いていたtab が復元できるのか分からないので不安だ。
そこで公式site から上書きinstall を行った。すると更新に成功した。
今まで開いていたtab も完全に残っていたのだが、page の内容が表示されない。page の更新やbrowser の再起動、OS の再起動を行っても直らない。とは言え、そのtab のURI をコピペして新しいtab で開けば正常にpage を表示できるので大した不具合ではない。

この不具合の原因は、install していた日本語の言語パックがPale Moon 27版との互換性を失っていたことのようだ。
考えてみれば、日本語化しなくても私は本browser を使う上で困らないので、この言語パックをuninstall して今後は使うことにした。

Windows対応web browser おすすめランキング H2810号

Windows 対応web browser の、世界一マニアックなおすすめランキング。(号 #6)

browser 利用者比

世界に於けるweb browser の利用者比を考察する。情報源はNet Applications の調査

Chrome (54%)は過半数を獲得した後も増加傾向は衰えていない。

Firefox (9%)はこれまで減り続けていたが、9月から大幅な増加が見られた。

Opera (1.4%)は、開発元を中国企業が買収する話題が広がってから下がり続けているが、9月に入って増加している。

IE (25%)は急激に減った。Win10 の無償upgrade 期間が終わった事に因ると見られる。

一方でIE の後継ぎたるEdge は5%で、6月時点と殆ど変わっていない。Win10 への無償upgrade 期限が過ぎたにも関わらず増加が見られないという事は、Microsoft 社の戦略「IE 利用者をEdge への乗り換えさせる」は完全に失敗したと云える。
当browser は8月の「Windows Anniversary Update」が行われるまでは、公開から1年が経っているにも関わらず「アルファ版」と位置づけるべき程に未熟だった。8月の更新を経てbrowser としての基本機能を備え、拡張機能の実装も果たした。これによって漸く”人並み”になったと思う。それでも利用者が5%に留まっているという事は、「改善が遅すぎた」という事だろう。

それでは、本題のbrowser ランキングを紹介しよう。

第5位:Ancia (y-kurimoto)

特徴
  • IE の派生
  • 日本人による個人開発。
  • 知名度が非常に低い。
  • RAM 消費量が少ない。
  • 拡張機能は使えないが、機能は豊富。
  • install が不要。
対応OS XP 以降
HTML RENDERING ENGINE Trident
安全性 ★★★★☆
IE 系。更新頻度は月に1回ほど。
安定性 ★★★★★
試用版ながら不具合は少ない。RAM 消費量が少ない。
機能性 ★★☆☆☆
拡張機能は使えないが、様々な機能が用意されている。
Twitter の動画を再生できない。

5号連続で5位。
5位の選定に於いて、Ancia とPale Moon の何方を選ぶかで迚も悩んだ。Ancia は「Twitter 動画を再生できない」「拡張機能が使えない」というPale Moon と似た欠点を持っていた。Ancia を選んだ決め手は、「YouTube の60FPS 動画を再生できる」という点である。
創刊号以来、日本製品がランクインし続けている伝統は何とか維持された。

第4位:Edge (Microsoft 社)

特徴
  • Microsoft 社が開発。
  • 利用者数は世界と日本で4位。
  • tablet 機器で使い易い。
対応OS 10
HTML rendering engine EdgeHTML
安全性 ★★★★☆
Microsoft 社が開発。更新頻度は月に1回程度。
安定性 ★★★★☆
不具合が少ない。
機能性 ★★★☆☆
拡張機能が利用可能。(※種類は少ない)
tablet 機器で使い易い。

「Edge」が初のランクイン。
8月の「Windows Anniversary Update」によって漸く常用に耐える程の機能を揃えた。
目玉機能として「Webノート」を実装しているが、これは便利とは特に思わない。こんな物より拡張機能の種類を増やして欲しいところだ。用意された拡張機能の中で使う価値が有る物は、現状ではAdBlock系ぐらいだ。

第3位:Chrome (Google 社)

特徴
  • 利用者数は世界と日本で1位
  • Google が開発
  • Chromium 系
  • 拡張機能を利用可能。
対応OS 7 以降
HTML RENDERING ENGINE Blink
安全性 ★★★★★
Google 製品。安全性更新の頻度は月に数回。
安定性 ★★★☆☆
不具合が少ない。Chromium 系なのでRAM 消費量が多い。
機能性 ★★★★☆
Chromeウェブストアが利用出来、拡張性が非常に高い。

前号から3位を維持。4号連続のランクイン。

第2位:Slimjet (FlashPeak 社)

特徴
  • 平成27年に誕生した新興browser。
  • 知名度が非常に低い。
  • Chromium 系
  • Chrome の拡張機能を利用可能。
  • Chrome の安定性・機能性における弱点を克服している。
HTML RENDERING ENGINE Blink
対応OS 7 以降
安全性 ★★★★☆
Chromium の版が少し遅れている。
安定性 ★★★★☆
不具合が少ない。
Chromium 系なのでRAM 消費量は多いが、RAM 消費解放機能を搭載している。
機能性 ★★★★★
Chrome web store を利用出来、拡張性が非常に高い。
H.264 codec 搭載。
tab の閉じるbutton を消せる。
tab 上の右click でそのtab を閉じる機能を持つ。
新規tab に拡張性の高い「よく見るpage」を表示できる。

※類似品: Vivaldi, Brave, Kinza

前号に続き2位を維持。5号連続でランクイン。
本browser は前号で紹介した時点では、「NPAPI 対応」「Windows XP, Vista 対応」というChromium 系としては独自の特徴を持っていた。しかし12版への更新に伴いこれらの特徴を失った。
近頃は更新頻度が下がっており、安全性評価はギリギリで「4」を維持した。これ以上に更新頻度が下がるならば、次号でランキングから姿を消す恐れがある。

第1位:Firefox (Mozilla Foundation)

特徴
  • 利用者数は世界と日本で3位
  • 14年の歴史がある。
  • 拡張機能が利用可能。
  • 特筆すべき欠点が無い。
対応OS XP 以降
HTML RENDERING ENGINE Gecko
安全性 ★★★★★
安全性更新の頻度は月に数回。
安定性 ★★★★☆
不具合が少ない。
機能性 ★★★★★
Firefox add-on を利用出来、拡張性が非常に高い。

※類似品: Tor Browser, Waterfox, Cyberfox, CLIQZ

本browser は創刊号からランクインし続けて、今回3連覇を果たした。

順位決定の難しさについては、1~3位は簡単だったが、4~5位については難航した。
ランキングの変動は、前号の4位・Pale Moon がEdge に置き換わった事だけだ。これによってランキング上のbrowser のHTML rendering engine の種類が四つになったが、この数は創刊号以来単独最多である。
Firefox 系が創刊号から1位を取り続けている。

Pale Moon は創刊から前号までの5回全てでランクインしていた。本browser は創刊号から3連覇を果たした後、次第に順位を落とし、今回遂にランク外になった。
ランク外に至った理由は、「YouTube の60FPS 動画を再生できない」「Twitter 動画を再生できない」「拡張機能”NoScript”のbutton がtoolbar に表示されない」という機能面での問題である。但し安全性・安定性の高さは健在であり、今後の機能性の改良次第では復活を果たす可能性を持っている。

「Vivaldi」は一部の人々から絶賛されているが、その評価は過大であり、実際の性能はEdge と同等である。Vivaldi とEdge は同時期に誕生したbrowser であり、これから何方が優ってゆくか楽しみだ。
Vivaldi が今回ランクインしなかったのは、Slimjet やChrome に勝る点が無かった為だ。

QtWebEngineProcess.exeの正体 Win10 ThinkPad L540

、laptop「ThinkPad L540」を起動した際にTask Manager の項目「プロセス」を見ていたところ、「QtWebEngineProcess.exe」というprocess が存在した。これを確認したのは初めてだ。当process は暫く経つと消えた。

この名前を見て真っ先に思い浮かんだのが、web browser「QtWeb」である。しかし本機に本browser はinstall していない。
それではこのprocess の正体は何か?

FreeFixer の記事に拠ると、Dropbox をinstall しているとQtWebEngineProcess.exe が動くらしい。
私はDropbox をinstall した憶えはないが、OS のupgrade 時に「Windows Store 向けapp」としてinstall されたのかもしれないと思った。そこで「設定 ∋ アプリと機能」からDropbox を探したが、無かった。

当process が起動した原因として「Windows Store 向けapp が起動している」と予想した。
そこで、不要なWindows Store 向けapp を幾つかuninstall した。

uninstall したWindows Store 向けapp

Microsoft 社製のapp にはuninstall できないものがあると初めて知った。

後から「当process のfile の場所を調べておけば良かった」と思った。

当process が起動していた際、「Lenovo Solution Center」が自動で起動し、hardware の検査が行われていた。「これが原因でQtWebEngineProcess.exe が起動したのではないか」と少し思った。
更に調べて、C:\Program Files\Lenovo\Lenovo Solution Center に「QtWebEngineProcess.exe」が置かれている事が分かった。
これにより、Lenovo Solution Center が原因と分かった。

Lenovo G475、1回起動せずonline storage”MEGA”導入

、私が使っているlaptop「Lenovo G475」に重大な不具合が起きたことを受けて、online storage ”MEGA”を導入してPC 内資料の同期を行った。

G475 が起動しない

11日夜、G475 がsleep 状態になっていたので任意のkey を押したのだが、何の反応もなかった。電源button を短めに押してみたが変わらない。
仕方ないので電源button 長押しで強制的に電源を切った。

この問題が起きる数日前からPC の調子が悪かったので、起動する前に次の作業を行った。

  • 吸気口・排気口の掃除。排気口の掃除は半年振りで、埃が結構な量溜まっていた。
  • PC から蓄電池を一度外した。静電気対策。

そして電源button を押して起動を試みたのだが起動しない。何度試しても、電源が入っていることを示す照明は点灯しているがHDD の読み書きを示す照明が全く点灯せず、起動しない。

このPC は5年間使い続けているので「遂に寿命を迎えたか」と思った。

PC 内の重要な資料は既にGoogle Drive で同期していたので他のPC からも利用できるが、次のような情報は未だ同期していなかった。

  • 重要度の低い資料
  • web browser のお気に入り
  • web browser で開いているtab

これらは重要ではないにしても、失うと困る物だ。
諦めずに電源plug を差し直してみたところ、幸いにも起動できた
肝を冷やす事件だった。

online storage ”MEGA”導入

この事件を機に、私は本機を末期であると悟り、PC 内のGoogle Drive で同期していない資料を急いで保全することにした。
これら全てを同期するとなると、既に保有しているGoogle Drive の容量では足りない。かと言って、そのGoogle Drive に金を払って容量を増やすのは嫌だ。
ということで、新たにonline storage のaccount を作ることにした。

世の中には様々なonline storage が存在するが、私の条件は「無料」「信頼性が高い」「容量が大きい」。

候補
名称 容量 信頼性
Google Drive 15GB 運営者はGoogle社なので、非常に高い。
MEGA 50GB
  • 前身の「MEGAUPLOAD」は突然閉鎖した。
  • 転送は暗号化されている。

Google Drive を採用する場合は、新規にaccount を取得することになるが、PC に2つのGoogle Drive を同時に常駐させることは出来ない。つまり、全体のdata を同期させるにはaccount を切り替えることが必要なのだ。
これは非常に面倒だ。

したがって、「MEGA」を採用した
前身の「MEGAUPLOAD」は著作権侵害の温床となっていて、これが原因で米政府に因り閉鎖された。閉鎖は前触れ無く行われて、著作権侵害でないfile すらも持ち主は手が届かなくなってしまった。
この様な経緯がある為、MEGA にも「突然閉鎖するかもしれない」という若干の不安がある。但し私の場合は、自分のPC と同期を行っているのでfile を喪失する虞はないだろう。

MEGA で同期

MEGA sync を本機にinstall して同期を始めた。
upload 速度は、調子の良い時は 200KB/s 程だが、長時間に渡って転送が全く行われないという事が幾度か有り、同期が完了するまでに数日掛かった。

14日昼に本機を確認すると、次のような状態になっていた。

  • MEGA のfile のupload が途中で止まっている。
  • Google Drive のWWW 接続が切れている。
  • Task Manager が起動しない。
  • 「スタート」∋「シャットダウン」右の三角印を押しても何も表示されない。

shutdown しようにも出来ない状態で非常に困った。その内にpointer も動かなくなって、仕方なく電源button 長押しで強制的に電源を切った。
やはり2日間も起動し続けていると良くないようだ。毎日shutdown した方が好いかもしれない。これについては「二度と起動できなくなるかもしれない」という不安があるが、hung-up してから強制的に電源を切るよりはマシだろう。
そして起動するために電源button を押した。起動するか不安だったが、成功した。
ところがweb browser を起動した所、hung-up してしまった。
また電源を切り、起動させたのだが、お馴染みの「lenovo」印が表示される迄の真っ黒な画面の表示時間がいつもより長く、またしても肝を冷やした。
しかし結局は正しく起動できた。