米Microsoft 社はにWindows 10 向けの大型更新「Creators Update (1703版)」の配信を始めた。
私は自分のPC「ThinkPad L540 (Windows 10 Pro 64bit)」に対してにこの更新を適用した。
更新の影響
Creators Update には役に立つような機能追加は特に無かった。それどころか、利便性が下がった。
前回の大型更新と同じく「初期化地獄」が発生した。
- Windows Service の設定
- 音楽、画像、mail 等の関連付け。何れもWin10 専用のMS 社製品に置き換えられた。
- Dolby Digital Plus のequalizer 設定
- system 書体の文字の大きさ。あまりにも小さくて読めない。
system 書体の文字を、いつもの方法で大きくしようと思ったが、なんと、文字の大きさを変えることができなくなっていた。こんな基本的な機能を取り除くとは、MS 社は正気ではない。
何とかして大きくしたい。そこで調べた所、ぼくんちのTV別館 Windows 10 Creators Update でシステムフォントのサイズ変更、ClearTypeや色の調整をするにてapp「Meiryo UIも大っきらい!!」を用いる方法が紹介されていた。
これを使って、書体を「MS UI Gothic 16pt」に統一した。これで読みやすくなった。しかし、通知領域やTask Manager 等の書体には変化がない。また、Chrome のOmniBar の文字も小さい。この点ではFirefox が勝っている。
何れにせよ、このapp の開発者とこれを紹介してくれた方には感謝する。
Start Menu から「PC」のtile が無くなった。そこでdesktop にそのicon を表示させようと、「デスクトップ アイコンの設定」を探したが無くなっていた。仕方がないのでshortcut icon を作った。
しかしその後、start menu の左端に「エクスプローラー」の項目があり、これを選べば良いと分かったので、shortcut icon は削除した。
Process Explorer 16.12版を起動させたら、動作が停止してしまう様になった。そこで最新版の16.20版を使ってみたら、正常に動作した。
本更新の後、本更新が原因とは断定できないが、明らかにOS の安定性が下がった。そこで、不要なWindows Service を停止したり、Disk Cleanup を行った。
まだ不安定なので、Device Manager の”network adopter”の”Intel(R) Wireless-N 7260”の”Wake on Magic Packet”と”Wake on Pattern Match”を無効化した。
更新中の負荷による被害
更新には約2時間掛かった。更新program のdownload 中は動作が非常に重くなり、作業に支障が出た。ヤフオクでベイブレードを入札しようとしていたのだが、本機から入札することは諦めるに至った。代わりに先代機「Lenovo G475」から入札することにしたのだが、残り1分というギリギリで間に合った。この商品は落札できた。
Win10 では今までのOS 更新に於いてもこの様に作業に支障が出る事が幾度も有った。これは、Win10 に更新の時期を操作する機能ない事が原因だ。これをして、その時は「Win10 はWindows 史上最悪のOS だ」と思った。
何とかして自動更新を阻むことにした。
Windows Service の「Windows Update」を”手動”から”無効”へ変更したが、手動更新もできなくなった。
調べた所、Win 10 の”Pro”級以上はWindows Update を止めることが出来るらしい。そこでこの方法を実践した。
- Local Group Policy Editor (gpedit.msc)を開く
- ”コンピューターの構成”を選ぶ
- ”管理用テンプレート”を選ぶ
- ”Windowsコンポーネント”を選ぶ
- ”Windows Update”を選ぶ
- ”自動更新を構成する”を開く
- ”有効”を選ぶ
- ”自動更新の構成”から「2 ダウロードとインストールを通知」を選ぶ
これで、更新program が勝手にdownload やinstall される事はなくなる。しかも、新着の更新program の確認は自動で行われ、通知もされるので手動で確認する必要もない。実に便利だ。
Win10 のPro 級以上に於いてのみこの設定が可能だ。最初からこうしておけば良かった。
私は保安用app としてWindows Defender を使っているのだが、本app のmalware 定義更新はWindows Update を通して行われるので、定義更新を手動で行う必要がある。定義更新は1日に数回行われるので手動更新が面倒なのだ。
そこで、保安用app をWindows Defender からAvast へ乗り換えた。