H29年(第48回)衆院選 希望の党(小池百合子代表)の考察 09-29

第48回衆議院議員総選挙
小池百合子氏が率いる「希望の党」に関わる動きについての時点での考察。

他党との連携や合流

希望党に民進党が吸収される様だが、実際に入党できる民進党員は、小池氏と民進党の政治信条は本来は真逆なので、ごく一部となる筈だ。
八幡和郎氏は、希望党の候補者に占める民進党出身者の割合について「望ましくは、3分の1に抑えるべきだ。」と主張しているが、3分の1でも多すぎる。私は2割以下でなければならないと考えており、それを超えるならば野合である。

希望党が躍進するには、民進党の財力や支持基盤を頼りにするのではなく、維新の会との連携を深める事に限る。
私は小池氏と維新が協力する事を予てから望んでおり、4月には当blog にて「小池百合子と長島昭久と維新会は結集すべき」と詳しく述べていた。その後、長島氏は希望党に入党した。維新については、先の都知事選では小池氏と維新は距離が大きくて将来を心配していたが、ここに来て希望党と維新会の連携が進むことが明らかになった。私の理想通りの展開に進んでいるので嬉しい。

小沢一郎氏が合流する方向らしいが、選別基準にも適合しないし、彼自身が大きなシガラミだと思うので止めるべきだ。

希望の党の公約

政党としての公約は全体的に曖昧で中身が無い。
しかしその中にヤタラと具体的な項目があり、それは「消費税率引き上げの凍結」と「原発ゼロ」である。数少ない具体的な公約条項が大衆迎合の為のものなのだ。こんな無根拠で無責任な公約を張り出しているのを見ると、政権奪取を本気で考えている様には見えない。

それでも、国民に「政権奪取を目指している」と訴えかける為に候補者を200人程度は擁立するのではないか。その為に希望党と政策方針が大きく異なる民進党議員を入党させるとしたら、国民に「民進党が看板を替えただけだ」と見抜かれて、選挙戦は失敗に終わるだろう。

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