D 運営管理(オペレーション・マネジメント)
第1問
整頓の「頓」という漢字は「頓死」などに用いられるように、「にわかに」という意味がある。このことから「すぐ使用できるように準備しておく」という意味を連想できる。
「躾」とは、決めたことを必ず守ること。
第2問
- (イ)3S: 単純化(Simplification)、標準化(Standardization)、専門化(Specialization)
第3問
- (ア)DI分析はDistanceとIntensity (運搬量)からレイアウト分析する手法。選択肢はPQ分析を説明している。
- (ウ)流れ線図は、動線の最適化と捉えればよい。
- (エ)From-To Chartは製品がどの工程に運ばれるかを行列を用いて分析するもの
第6問
JITは、必要な時に必要な量を生産することで在庫を極力抑える生産方式で、プル方式の一つ。流通に例えると受注生産に近い。
第9問
部品構成表のノードに記載された数字は、親ノードの部品一個当たりいくつ必要かを表す。
第13問
- (b)RFID (Radio Frequency Identification)は非接触型IDタグ。
- (d)発注方式は現品管理の分野ではないという意地悪な問題。
第15問
標準時間は次のように分類される。
- 主体作業時間
- 正味時間
- 余裕時間
- 準備段取時間
- 正味時間
- 余裕時間
第16問
- (ア)モラールとは勤労意欲のこと。
- (エ)フォードシステムとは、フォード・モーター社が導入した流れ作業による大量生産方式。
第17問
(エ)連合作業分析では観測者ではなくマン・マシンチャートを使用する。
第18問
サーブリッグ分析に基づいて分解された動作は次の通り。
- 第1類:作業に必要な動作
- 第2類:作業を遅れさせる動作
- 第3類:不要な動作
(イ)保持や手待ちは第3類。
第19問
MTBF (Mean Time Between Failures)は平均故障間隔、MTTR (Mean Time To Repair)は平均故障時間。
第21問
- (イ)拡大生産者責任とは、生産者が生産物が廃棄されるまで一定の責任を負うこと
- (エ)株式や社債の発行は直接金融である。
第23問
- (イ)「医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域」は都市機能誘導区域を説明したもの。市街化調整区域はむしろ都市機能を抑制する。
- (オ)立地適正化計画は都市計画区域を対象とした計画。
第24問
距離抵抗係数は、店舗と消費者との距離のべき乗。
第28問
これは不適切問題。
作業別に時給が異なる場合は、作業毎の総労働時間の総和を取ることは無意味となるため、問題が成立しない。本問の正解は(ウ)とされているが、「改善効果」を「人時生産性が何倍に改善されたか」と解釈すると、改善効果が最も高いのはAおよびDなので(オ)が正解となる。
第30問
Line Robbingとは、自社のラインナップを競合他社のラインナップに別の商品を加えたものとすることで顧客を奪う(robbing)戦略。
第33問
- (ア)RORO (roll−on roll−off ) 船はその名の通り、積み荷を乗せたトラックがそのまま船に乗り込む輸送方法。
- (イ)特別積合せ運送とは、不特定多数の荷主の貨物をまとめて積載すること。
第35問
(オ)カテゴリー納品によって陳列業務が効率化するが、納品回数には直接関係ない。
第37問
- (イ)ロケーション管理は、商品を倉庫のどこに保管するかを管理する。倉庫の人員をどこに配置するか、ではない。
第38問
JANコードは商品そのものに与えるバーコードで、集合包装用商品コードは商品のまとめたパッケージに与えるバーコード。よって商品そのものが変化していなければJANコードを変える必要はない。
第40問
HACCP: Hazard Analysis and Critical Control Point
第41問
かつてのEDIは取引先毎に端末を用意する必要があり高コストだった(多端末問題)が、WEB-EDIにより解消された。ところが次はインターフェースが取引先毎に異なるという問題が生じた(多画面問題)。いずれにせよ、どうでもよい昔の話だ。
第42問
単なる記憶力テストで、中小企業診断士としての資質を問う内容ではない。問題作成者のやる気が感じられない。