高校化学 東京工業大学2000 (平成12)年度 前期入試問題の解説

解説

計算問題が難しい。

[1]

  • 3.Ag, Fは電気陰性度の差が大きいのでイオン結合性が強い。
  • 4.沸点の高さにはファンデルワールス力の要因が強い。

[2]

  • 1.ケイ素が30%であるのに対して炭素は意外にも0.1%しか無い。
  • 2.高純度のSiは半導体として利用されている。
  • 6.COやNOは水に不溶。

[3]

6.価電子数とは、最外殻電子の内で反応に関与しうる電子の数。

[4]

2.さらし粉の酸化力はClOに起因している。

[6]

2.Bは飽和溶液はでない。単なる引っ掛け問題で入試として無意味。

[7]

3.αグルコースとβグルコースは立体異性体の関係であるが鎖状型は構造異性体。そもそも、問題文からは加水分解が完全に進むとは読み取れない。

[10]

オ.ジアゾカップリングではフェノールが用いられる事を習うが、電子供与性の強い官能基を持つサリチル酸やクレゾールも使える。

[11]

この問題文を素直に読むと、末端のメチル基やベンゼン環のHがClに置換されると受け取るので、不適切問題。

[13]

燃焼や水素付加といった反応式を建てて、係数比較するのがコツ。

[16]

A.実験方法に関する問題は近年は出題されていない。

B.硫酸塩が(NH4)2SO4であると理解するのは無理だが、逆滴定操作をしているので、発生した気体がNH3なのは容易に推測できる。

[17]

操作の前後で酸素と窒素の物質量はいずれも保存されているので、物質量に置き換えて計算するのがコツ。2次方程式の解を求める必要があり大変だ。

[18]

3種類もの酸化還元反応が登場している。とはいえ、MnO2とHClとの反応以外は反応式を完成させる必要はなく 、電子のモル比さえ分かれば良い。反応式を完成させようとすると非常に苦労する。

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