高校物理 東京工業大学2005 (平成17)年度 前期入試問題の解説

全体的に易しいので8割程度が合格ラインだろう。

解答

[1]

とても易しいので満点を取るべき大問。

(d)小球の円運動は最高点に達したときに運動エネルギーが最小になるので、このときに円運動をするのに必要な速度を持っていることが必要条件。速度が足りず「重量 > 向心力」となると紐が緩む。

[2]

(c)並列回路が正解。並列にすることで、電流計にとって過剰な電流を抵抗の方に流す。並列なので電流計と抵抗の電圧は等しくなる。

(f)スイッチがONの場合とOFFの場合で、同じ電流を流したときのRの大きさを比べる。注意すべきなのは「電流」とは電源に流れるものではなく電流計に流れるものを比べること。問題文は目盛りに関する説明が曖昧なので不適切。

[3]

2004年度に続いて原子分野が出題されたが、基本的な問題だ。

この問題から15年間は原子分野の出題はない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です