、私はlaptop 『Lenovo 20AUS26N00 (ThinkPad L540系)』(Windows 10 Pro 64bit) について、負荷・消費電力を下げたり使い易くする調整を行った上で性能を評価した。
この作業は、元々Win7 32bit だった本機のOS を、より優れたものにする計画の一部である。に本機のOS をWin8.1 64bit に変え、更ににWin10 64bit にupgrade した。今回の作業を経てWin8.1 とWin10 の何方が優れているかを判断して、選んだ方を今後使い続ける。
設定
負荷・消費電力を下げたり使い易くする調整を行った。
機能停止
upgrade 前のOS に於いて既に負荷・消費電力を下げる調整を行っており、upgrade 時に設定は殆ど受け継がれているので、変更する設定項目は少ない。
負荷の軽減といえば「パフォーマンス オプション」の調整だが、これもWin8.1 で最適化していたので全く変更はなかった。
- マウスとタッチパッド
- Track Point: 無効
- 「パーソナル設定 ∋ 色 ∋ 色の選択」
- スタート、タスクバー、アクション センターを透明にする: オフ
- 「プライバシー ∋ カメラ ∋ カメラ」
- アプリがカメラを使うことを許可する: 無効
- 「ネットワークとインターネット ∋ VPN ∋ VPN 詳細設定」
-
- 従量制課金接続経由の VPN 接続を許可する: オフ
- ローミング中の VPN 接続を許可する: オフ
- 「簡単操作 ∋ その他のオプション ∋ タッチ フィードバック」
- スクリーンをタッチしたときに視覚的フィードバックを表示する: オフ
- OneDrive
- Windows にサインインしたときに OneDrive を自動的に開始する: 無効
- 背景色
control /name Microsoft.Personalization /page pageWallpaper
を開き、白を選ぶ- Windows service の設定変更
-
- Bluetooth Support Service: 手動(トリガー開始)→無効
- Diagnostic Policy Service: 自動→無効
- Diagnostic Service Host: 手動→無効
- Distributed Link Tracking Client: 自動→手動
- Geolocation Service: 手動(トリガー開始)→無効
- IKE and AuthIP IPsec Keying Modules: 自動(トリガー開始)→手動(トリガー開始)
- IP Helper: 自動→手動
- Network Connection Broker: 手動(トリガー開始)→無効
- Offline Files : 自動(トリガー開始)→手動(トリガー開始)
- Program Compatibility Assistant Service: 自動→手動
- Server: 自動→無効
- Shell Hardware Detection: 自動→手動
- SSDP Discovery: 手動→無効
- TCP/IP NetBIOS Helper: 手動→無効
- Themes: 自動→手動
- WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service: 手動→無効
- Workstation: 自動→無効
これらの作業後、効果はあまり期待していなかったが、明らかに軽くなった。効果が大きかったのは、恐らくOneDrive の無効化である。OneDrive は使ってもいないのにCPU を10%程消費する場合が有ったからだ。
使用性向上
使い易さを高める設定を行った。
- task bar で非表示
- Cortana、Edge、タッチ キーボード ボタン、エクスプローラ
- desktop に表示
- コンピューター、ごみ箱、コントロール パネル
- 文字の体裁
- 全てを9 → 12(太字)
- IME
- 「Google 日本語入力」が勝手にuninstall されていたので、再install
本OS の評価、Win8.1 との比較
Win8.1 と較べて重いとは感じない。
起動やsleep 復帰の直後に数十秒間、cursor は動くものの各操作が出来なくなる現象が在る。その際にHDD やCPU の負荷が特に高まっているわけではないので不思議だ。とは言え、起動やsleep 復帰の直後が重いのは嘗てのOS でも同様だったので、この点が「嘗てのOS より劣っている」と批評することは出来ないだろう。
task bar のbutton を押した際にモタツく場合がある。
app を何も起動していなくてもRAM を1.3GB 消費しており、これはWin7 の2倍ほどだ。
DirectX 12 もWin10 へ替えたことで使えるようになった事は大きい。
総合的には10 は8.1 より優れており、これからもWin10 を使い続けることにした。