web browser「Firefox」はに、57版に更新される。この57版は「Firefox Quantum」という別名を持ち、大きな仕様変更を伴っている。
その仕様変更の一つに「add-on のWebExtensions への完全移行」がある。これに因り、従来の技術で作られているadd-on は利用できなくなる。
57版の公開は間もないが、従来の技術で作られているadd-on の中で、既にWebExtensions へ移行を果たした物は多くない。すなわち、57版への移行に伴って、今まで使ってきたadd-on で使えなくなる物が出てくる可能性が有るのだ。
この対策として、別のbrowser に移行する事が挙げられる。移行先として私がお勧めするのは「Firefox ESR」、「Waterfox」、「Pale Moon」である。何れも従来の技術で作られているadd-on を今後も利用できる。
Firefox ESR は最も信頼性が高いが、半年後にはWebExtensions へ完全移行してしまう。
Waterfox は今後も旧式のadd-on に対応し続ける方針なのだそうだが、先行き不透明だ。
Pale Moon は私が長らく愛用しているbrowser であり、今後も旧式のadd-on を使い続けられるのは間違いない。但しこのbrowser には難点があり、それは旧式のadd-on でもその旧版しか使えない物が多いという事だ。その為、Pale Moon を使い始めるのは簡単ではないのだ。
そこで、Firefox 難民の中でPale Moon への移行を検討している人達に向けて、Pale Moon への移行が少しでも楽になるように、私が使っているPale Moon add-on を紹介する。
- Add to Search Bar 2.7.1版
- 簡単に任意の検索engine を追加できる。追加したい検索engine の検索窓でcontext menu を開き、「サーチバーを追加」を選ぶ。
- Context Search 0.6.3.1版
- page 上で選んだ文字列について、context menu から任意の検索engine を選んで検索出来る。
- FireGestures 1.8.7.1版
- 極めて高機能なmouse gesture を使える。
- More In Content
- page source や履歴画面をtab で開ける。
- NoScript 2.9.0.14版
- 任意のpage 上に埋め込まれているscript について、そのscript のdomain 毎に無効化出来る。
- QuickDrag
- drag とdrop が使える。
- Resurrect Pages 3版
- 任意のpage について、「Internet Archive」や「Archive.is」や「WebCite」を用いて保存や復元が出来る。
- SearchStatus
- 任意のpage について、Alexa Rank 等を確認できる。
- Swap Proxy
- button 一つでproxy の有効と無効を切り替えれる。button を右click するとproxy の設定が出来る。
- uBlock Origin 1.13.8版
- 広告を遮断する。