高校理科 東京大学 物理・化学 2010 (平成22)年度 前期入試問題の解説

物理

問題数が大幅に減少した。

解説

分析

第1問

[III]

(1)完全弾性衝突では、衝突前後で相対速度が不変。

(2)車両の振る舞いは、他の問題と関わらず解ける。

第2問

[I]

(2)回路方程式への慣れが必要で難しい。全ての装置を網羅するように第2法則の方程式を作り、第1法則の方程式で電流の変数を減らす。

[II]

(1)抵抗3には電流が流れないので、断線した状態と同じだから回路方程式では無視して良い。

第3問

[IV]

(1)斜めドップラー効果の考え方を用いる。

(2)有効数字1桁で求めれば良いので、1-v/Vと変形して近似する。

化学

第1問

[I]

(ウ)完全燃焼したと説明されているので、燃焼に必要な酸素の量が足りているかを調べる必要はない。

(エ)まず、水が全て気体になっているか判断する必要があるが、桁数だけを比較することで効率化できる。

[II]

(オ)不可逆反応なので、反応速度式には反応物の濃度だけが現れる。

(キ,ク)ここまでの問題が解けなくても式(4)を用いて解ける。

第2問

[I]

(オ)問題文を把握するだけで数分掛かる捨て問。これを解けた受験生は居たのだろうか?

第3問

[I]

易しい構造決定問題。

[II]

マトモに取り組むと難しいが、(オ)以外は問題文を殆ど読まずにグラフを考察して解ける。

ケ.a, c, eが答えなら何度も操作を繰り返した甲斐がないのでdが正解だと分かる。

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