メルカリで中古2GB RAM購入 3歳の自機ThinkPad L540に増設

私がに購入したPC「Lenovo ThinkPad L540」は、RAM が2GB しか搭載されていなかったために、処理速度が極端に低くて、随分と苦労してきた…。

様々な試み

守銭奴の魂が染み付いている私は、とにかく無料で軽量化する方法に執着していた。
Performance Option といったお馴染みの設定から、Windows Service の停止など専門的な手法も駆使して軽量化を試みたが、その効果は僅かで、掛けた労力には明らかに見合わない。

先代機のLenovo G475 が壊れたらこれに搭載されている2GB のRAM (PC3-8500)を移植するつもりだった。
G475 も使いだしてから6年以上が経って、起動はしてくれるものの、頻繁にhung-up して常用に堪えないという状態。そこでL540 に先代機からRAM を移植してみた。ところが、同じDDR3 なのに認識してくれない!まさかの相性問題でこの試みは失敗となった…。

近頃になって漸く「費用対効果が判断の基本である」という価値観になり、忌まわしき守銭奴精神を正すに至った。
そこで家電屋に出向いてRAM を買うことにした。店内を一通り探したが見つからない。店員に尋ねると、近頃はもう家電屋ですらRAM は売っていないらしい。時代が変わったなぁ。

メルカリで購入

2018-09-29、改めてRAM を購入することにした。
PC を使っていて、高負荷でもないのに数分間応答なしになる事があって極めて非効率だと感じたからだ。最近「R25」で読んだ堀江貴文の記事などに触発されて効率性への観念が強化されたことも後押ししているのだろう。

L540 に元々入っているRAM がPC3-12800、Samsung 社製なので、相性問題を避けてできればその種類を買いたい。
価格コムでPC3-12800の物を調べてみると、IODATAの物が2100円であった。ノーブランドなら1300円のものもあったが、ノーブランドは危険と見て避けた。
その後、Amazon でも調べてみると、Samsung 社製の物を1800円で見つけた。

これにしようと思ったが、中古品も調べてみることにした。メルカリだと最安で1200円、ヤフオクだと700円前後のようだ。ヤフオクを見ていたその時、残り10分でオークション終了する商品があったので、入札してみたが、負けた。

再びメルカリを見てみると、Samsung 製の2GB のRAM「PC3L-12800S-11-12-C3」が800円で出品されているのが目に留まった。

調べてみると、10分前に出品されたようだ。これは幸運だ!ということで直ぐに購入した。希望の価格よりは少し高いが、より安い商品の出現を狙って頻繁にwebsite を確認したり価格交渉をするよりかは費用対効果が高い、と合理的に判断した。
今回は正しく認識してくれるに違いない、なぜならmodule 規格と製造元が同じだからだ。

たった800円で不快なPC 利用が快適なものへと変わるならば素晴らしいことだ。このPC を購入してから3年半…こいつはもう人間でいうと中年だ。もっと早く実行していればよかった。
PC がRAM をちゃんと認識してくれるのか、どの程度performance が高まるのか、楽しみだ。

取り付けてみた

、注文していたRAM が届いた。
早速、L540 に取り付けて起動させてみた。心做しか、電源を入れてからdesktop 画面が表示されるまでが早い気がする。でもTask Manager の表示は相変わらず遅くて、「応答なし」と表示されることがある。
Task Manager で確認したところ…容量は増えていない!

製造元も型番も同じなのに認識しないとは信じられない。これは流石に頭に血が上った。舌打ちを何回したことか(笑)。
slot やchip が壊れていることも有り得るので、それを確かめるために、挿入している二枚のchip を入れ替えて起動させてみた。すると、beep 音が鳴って起動失敗。どうやらchip の挿入が浅かったようだ。そしてふと思ったのが、RAM が認識しないのは、RAM を正しく差し込めていないからではないかという事だ。

このPC のslot は上下に重なるように配置されている。一層目のslot は正しく認識しているが、二層目が認識しない。
chip を二枚とも挿入した状態で2つのchip の切り欠きの部分をよく見ると、二層目は一層目よりまだ余りがあるので、もっと深く差し込めるのではないか…?そこで押し込んでみると、確かにより深く嵌った!
改めて起動してみると、「4GB」と認識されていた!!

単に取り付け方が間違っていただけだったのだ…。
ちなみに、G475 から移植したPC3-8500 が認識しなかったのは相性が悪かったせいではなく単に差し方が悪かったためではないか?ということで試しにPC3-8500 を差して起動させてみたが認識していた。今まで気づかなかったことが悔しい。
せっかくPC3-12800 を買ってきたのでそちらを使うことにした。これにより、PC3-8500 を使うよりは処理速度が若干上がる。残ったPC3-8500 はG475 に戻して、緊急用として使うことにしよう。

処理速度は明らかに向上して、task が「応答なし」となる場面は激減した。PC 操作はこれまでと見違えるように快適になって、改めて「もっと早く取り組めば良かった」と思った。
特別なsoftware を使っていなくても、RAM 消費量は多い場合では3GB 程度になる。つまり、今までRAM が1GB も不足した状態で使っていたということだ。それは重いはずだ!
本来PC3-8500 が使えるにも関わらず新しくRAM を買ってしまったことの損失に対する後悔より、増設自体に早く取り掛からなかったことの後悔の方がとても大きい。

以前と比べて遥かに快適になったが、それでも動作の重さに不満がある。その原因は補助記憶装置の処理速度が低いことだ。本PC は補助記憶装置としてHDD を使っているのだが、処理が追いつかずに仕事が間欠的に中断して気分良く仕事が出来ないことが多いので、次にPC を買う時はSSD を搭載したものを買おう。SSD は容量に対する価格がHDD より高いが、仕事の生産性を加味すればSSD の方がコスパは優る。

今までRAM 容量不足の問題に取り組んできて、RAM が不足していると判定する条件が分かった。それは、「RAM 使用率が80%以上で、且つ補助記憶装置が使用率が100%」というものだ。

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