反社会性人格障害は超自我に異常?精神病質と社会病質

私は平成27年頃から、心理学と連続殺人犯について調べてきた。
そして、私は「Milwaukee の食人鬼」と呼ばれる連続殺人犯・Jeffrey Lionel Dahmer について調べていた。

Dahmer は少年時代を精神不安定な母、家庭を顧みない父という不安定な家庭で過ごし、その影響で彼も精神不安定な少年として育っていったという。
この事を学んだ私は、「反社会性パーソナリティ障害の原因は超自我の形成の異常ではないか」と思った。
そう思った理由は、

  • 超自我は幼少期に形成される。
  • 私がこれまでに調べてきた連続殺人犯達には、少年時代の家庭環境が不安定だった者が多かった。その連続殺人犯の一例がJohn Wayne Gacy である。

という物で、幼少期に正常な良心を育めなかった故に、成人しても非人道的行動を執ってしまう、と考えたのだ。
但し、Dahmer について「反社会性パーソナリティ障害である」と判断するには証拠が不充分である。それでも、連続殺人犯に少年時代の家庭環境が不安定だった者が多いのは間違いない。

そこでこの点について調べてみた。そして判ったのが、反社会的パーソナリティ障害はその原因について分けられ、

  • 先天的に共感性が弱い等の先天性の場合、精神病質(psychopathy)と呼ぶ。
  • 事故による脳障害や教育などの後天性の場合、社会病質(sociopathy)と呼ぶ。

超自我の形成は後天的である為、超自我の形成の異常による反社会的パーソナリティ障害は社会病質であるという事になる。
私はこれまで反社会性パーソナリティ障害と精神病質を区別していなかったが、この様な新たな事実を学んだ。

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