F経営情報システム
第1問
2.4GHzの電波は遠くに届きやすい反面、干渉を受けやすい。対照的に5GHzは遠くに届きにくく、干渉を受けにくい。
- (b)11gは2.4GHz帯。11gと同じ54Mbpsで5GHzなのは11a帯。
- (c)Bluetoothの電波は2.4GHz帯なので電子レンジ等からの干渉を受けやすいが、周波数ホッピングによって対処している。
第3問
Perlは国際規格ではなく、開発者はアメリカ人のLarry Wall氏。RubyはISO/IECの国際標準規格であり、開発者は日本人の松本行弘(Matz)氏。
第8問
- (ウ)と(オ)は用語と説明が逆。
- (エ)TLDはGeneral TLDとCountry Code TLDに大別される。
第12問
- (c)選択肢はマイグレーションを説明した文である。リファクタリングとは、ソフトウェアの挙動を変えることなく、その内部構造を整理すること。
- (d)と(e)は説明が逆。
第13問
システム開発の方法論についての設問だが、カッコいい名称を付ける割には具体性が無いという印象だ。
(ウ)と(オ)は説明が逆。
第14問
- (c)更新前のトランザクションログを用いてシステム復元をするのがロールバック、更新後のトランザクションログを用いるのがロールフォワード。
- (d)列指向DBMSは列方向(縦)のデータをまとめて処理するのに長けている。
第18問
- (ア)トレッドウェイ委員会支援組織委員会(Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission, COSO)とは、企業の不正行為に対応するための仕組み。IT サービスマネジメントのベストプラクティス集とはITIL(Information Technology Infrastructure Library)のことである。
- (ウ)情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)が運用しているITSMSの適合性評価制度の認証を受けると、認定マークを取得できる。
第19問
AC(コスト実績値)が費用、EV(出来高実績値)が収益を表すと捉えればよい。コスト効率指数(CPI)やスケジュール効率指数(SPI)は財務指標分析のようなものだ。
第21問
(e)機密性(Confidentiality)、完全性(Integrity)、可用性(Availability)は情報セキュリティの3要素CIAのこと。RASISとは文字数が異なるので明らかに誤り。
第22問
(c)と(d)は説明が逆。
第23問
あるサイコロが正常かどうかを調べたいとする。正常なサイコロであれば、1の目が出る確率はp=1/6、正常でなければp≠1/6である。このとき、帰無仮説は「1の目が出る確率は1/6」である。
実際にサイコロを6回振ってみるとする。正常なサイコロであれば、1の目が出る回数は1回だけ出そうである。でも実際にはサイコロの出目はランダムなので、0回だったり2回だったりもする。
このとき、1の目が何回出たらこのサイコロが正常でないと判断すれば良いだろうか。例えば「3回以上出たら正常でない」という基準を決めたら、「4回以上出る確率」が有意水準(危険率)に相当する。このとき、サイコロが正常(帰無仮説が真)であるにも関わらず1の目が4回以上出たら私達は「このサイコロは正常でない」と誤った判断(帰無仮説の棄却)をしてしまう。これが第一種の過誤である。
第25問
(オ)各ブロックに保持される値はハッシュ値である。ナンス値とは、新たなブロックを生成する際の検証(マイニング)に用いられる使い捨ての数値であり、ハッシュ関数に代入して新たなハッシュ値を生成するためのものである。