高校物理 電磁気学のメモ

電流計・電圧計

繋ぎ方の違いについて。

  • 電流計は測定したい回路に直列に繋ぐ。並列に繋ぐと電流が分岐するので正確に測定できないからだ。
  • 電圧計は逆に並列に繋ぐ。電圧とは二点の電位差であり、直列では電位差が生じないためだ。

内部抵抗の違いについて。

  • 電流計は直列繋ぎなので、測定したい回路の電流量への影響を減らすために、内部抵抗を出来るだけ小さくする。
  • 電圧計は並列繋ぎなので、測定したい回路の電流量への影響を減らすために、 内部抵抗を出来るだけ大きくする。

分流器と倍率器の違いについて。最大測定範囲を広げるという事は、計器に流せる電流を増やすという事だ。

  • 電流計には「内部抵抗を出来るだけ小さくする」という制約がある。そこで計器の回路に抵抗値がより小さな抵抗を並列繋ぎする事で、計器に流れる電流をそこに迂回させる。これにより、内部抵抗を抑えつつより大きな電流を流せるようになる。
  • 電圧計には「内部抵抗を出来るだけ大きくする」という制約がある。 そこで計器の回路に抵抗値がより大きな抵抗を直列繋ぎする事で、大きな電流を流せるようになる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です