Ⅰ
問3
アンモニアを過剰に加えるのでアンミンが配位子となり、テトラアンミン亜鉛(II)イオンとなる。
配位数が4の錯イオンは基本的に正四面体となるが、Cuは正方形として扱われる。
問5
Al, Zn,Fe は高温水蒸気と反応する。
問7
減極剤は、しばしば正極で発生したガスを取り除く為のものとして説明されるが、実際はH+より酸化しやすいものとして投入する事で分極を防ぐのが目的である。
Ⅱ
問5
状態方程式においてPとVは反比例の関係である事からV2 /V1 = P1 /P2 と置き換えるのは誤り。なぜなら、容器1と2の中の平衡状態の気体の物質量は異なっているからだ。物質量を問3の結果を利用して補正する必要がある。
Ⅲ
問5
- アルカリ金属やアルカリ土類金属の炎色反応。
- OH基と反応しONaとなる。
- フェノール類の系統分離に利用される。
- 銀鏡反応。試験管内壁に銀が付着し鏡のようになる現象が観察される。
- ハロゲンを銅線に付着させて炎にかざすと、ハロゲン化銅として気化し青緑色の炎色反応を示す(バイルシュタイン試験)。
- 臭素が炭素間の二重・三重結合と付加反応する事で赤褐色が消える。
- ヨードホルム反応。特有の臭気を持つヨードホルムの黄色沈殿が観察される。
- ニンヒドリン水溶液にアミノ酸を加えて加熱すると紫色になる。指紋検出などに利用されている。
問7
トルエンでも同じ物質が作られるというのが大きなヒントで、ここから置換基の炭素原子は一つだけと分かる。