私は自分が使っているweb browser「Pale Moon」にてmouse gesture 用の拡張機能「FireGestures」を使っているのだが、その拡張機能の機能の一つ「URI の数値減」について、今まで使ったことがなかったが、それが便利だと気付いて、使い始めた。
私は自分が使うmouse gesture については16種類の命令を定義する様にしている。この度に「数値減」を導入するに当たって既存の命令を一つ廃止する必要がある。
そこで、これを機に、私が今まで使ってきたmouse gesture の設定を全面的に見直すことにした。
「URI の数値減」と「上の階層」を新たに導入する代わりに、「中止」と「DL 画面」は使用頻度が低いので廃止した。
- 設定の方針
-
- 操作の手間が少ない操作は、別の操作の誤操作で発動しやすいので、page 内に変更が及ぶ可能性を持つ命令は避ける。
- 操作の手間が少ない操作には、使用頻度の高い命令を充てる。
- 操作後に元の位置に戻ってくる操作は、連続して実行することが多い命令を充てる。
- 組み合わせて使う場合が多い複数の命令については、それらを組み合わせた場合にcursor が元に戻ってくるにする。
- 命令について操作を直感的にする。
- 任意の命令の操作について、操作後のcursor 位置が、その命令に関して便利になるものを選ぶ。
- 任意の命令に対して、一般によく用いられている操作を採用する。
- 誤って行うと損害が大きい操作の誤操作で起き易い操作には使用頻度の低い命令を充てる。
操作 | 旧設定 | 新設定 | 新設定の解説 |
---|---|---|---|
↑ | home page | 頂部 | 操作の手間が少ないので、使用頻度の高い命令を充てた。誤操作で発動しやすいので、page 内に変更が及ぶ可能性を持つ命令は避けた。 |
↓ | 新規tab | 底部 | 操作の手間が少ないので、使用頻度の高い命令を充てた。誤操作で発動しやすいので、page 内に変更が及ぶ可能性を持つ命令は避けた。 |
→ | 進む | 次のtab | 操作の手間が少ないので、使用頻度の高い命令を充てた。誤操作で発動しやすいので、page 内に変更が及ぶ可能性を持つ命令は避けた。 |
← | 戻る | 前のtab | 操作の手間が少ないので、使用頻度の高い命令を充てた。誤操作で発動しやすいので、page 内に変更が及ぶ可能性を持つ命令は避けた。 |
↑↓ | 更新 | URI の数値減 | FireGestures の機能。連続して実行することが多いので、操作後に元の位置に戻ってくる様にした。 |
↓↑ | DL 画面 | 閉じる | FireGestures の機能。連続して実行することが多いので、操作後に元の位置に戻ってくる様にした。 |
→← | tab 復元 | 戻る | FireGestures の機能。連続して実行することが多いので、操作後に元の位置に戻ってくる様にした。 |
←→ | sourse | 進む | FireGestures の機能。連続して実行することが多いので、操作後に元の位置に戻ってくる様にした。 |
↑→ | 次のtab | tab 復元 | Vivaldi の初期設定 |
↑← | 前のtab | home page | Ancia の初期設定。「新規tab」+「home page」の組み合わせは頻繁に使うので、cursor が初期位置に戻ってくる組み合わせにした。 |
↓→ | 閉じる | 新規tab | 「新規tab」+「home page」の組み合わせは頻繁に使うので、cursor が初期位置に戻ってくる組み合わせにした。 |
↓← | 中止 | tab の履歴 | FireGestures の機能。誤操作で命令「閉じる」に該当する操作をしてしまい易いので、使用頻度の低い命令を充てた。 |
→↑ | 履歴 | 上の階層 | FireGestures の機能。直感的な操作にするために、最後が「上」になる様にした。 |
→↓ | 更新 | MS Edge の初期設定 | |
←↑ | 頂部 | 履歴 | Chrome 系、Firefox 系では履歴画面を利用する際にcursor が左上にあると便利。 |
←↓ | 底部 | source | MS Edge はsource がpage の左下に表示されるので、操作後にcursor が左下に至る様にした。 |
最初に「↑」「↓」「→」「←」「↑↓」「↓↑」「→←」「←→」の設定を決定した。
その他の設定を決める上で、他のapp のmouse gesture 設定を参考にした。それに当たって、mouse gesture 用app、browser 拡張機能、browser 標準装備機能の15種類程を調べた。実際に引用したapp は、MS Edge 用拡張機能, Vivaldi, Ancia。他にもMouseGestureL.ahk, StrokesPlus, OpenMauSuji, FireGestures, All-in-One Gestures, Mouse Gestures Suite, crxMouse Chrome Gestures, Kinza, Opera, Slimjet, Sleipnir を調べた。
当初はFireGestures 独自の機能「文字のみを拡大」「文字のみを縮小」を採用するつもりだった。その理由は、私が当初は”page の倍率設定”と”文字の倍率設定”を組み合わせて使えると勘違いしており、「これは便利だ」と思い込んでいた為だ。
その後に勘違いに気付いて、これらの機能を採用するのを撤回した。