中小企業診断士 令和六(2024)年度第二次試験 受験の感想、口述試験対策

試験対策

一次試験は800時間の勉強が必要と言われているが、思いの外忙しくて250時間しか勉強できず、足切りギリギリの点数での合格となってしまった。二次試験の対策には350時間必要なところを、夏休みを活かして150時間と比較的十分(?)に時間を取れた。

比較的短時間の勉強でも何とかなったのにはいくつか理由がある。1つ目は日頃からビジネスに関心を持っていたこと。

2つ目は国語力だ。事例Ⅰ~Ⅲは受験国語によく準えられる。実は私は大学受験の時に東京大学の国語の模試で合格点を取れていたほど国語力は強いので、事例Ⅳに比べると遥かに楽だった。与件文の要素から解決策を導出する手続きはパズルゲームのようで中々楽しかった。

3つ目は過去問演習を重視したこと。過去問演習をすれば苦手な部分が浮き彫りになり、そこを集中的に強化することで効率的に合格水準に達することが出来る。私は予備校や「ふぞろい」のような参考書は全く使わず、過去問とネット上の情報を参考にして費用ゼロで勉強した。

問題用紙と解答用紙は印刷して本番を模して行う方が良い。AASの小冊子形式で印刷しよう。

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試験本番

私の試験会場は早稲田大学戸山キャンパスで、受験者は9割が男性、平均年齢は推定50歳程度だった。中には20歳程度と思われる若者も居た。

試験開始と共に、問題用紙をビリビリと切り離す音があちこちから聴こえてきた。メモとして使うために問題用紙を切り離して使うテクニックは知っていたが、私はメモは最小限に留めて頭の中で文章を構築するスタイルなので切り離さなかった。そもそも切り離さなくても、問題文のページに余白は十分にあった。

試験終了後は科目毎に毎回トイレには長蛇の列ができていたので、試験前に済ませておこう。

時間を確認するために300円の腕時計をダイソーで買ってきて装着していた。何故か事例Ⅳの試験中に小さいアラーム音を何度も発して周りに迷惑をかけてしまった。皆さんも注意しよう!!

口述試験対策

質問は、二事例から二問ずつ出題されるのが一般的なようだ。回答が的を得ていない場合は追加の質問がなされる。

質問パターンは各事例で10以上はあるようだ。面接直後に受験生が質問内容をインターネット上に公開することを協会は想定しているはずなので、質問内容は時間帯によって決まっている思われる。ただし、筆記試験の設問と同じ質問がなされもことがあるので、筆記試験で誤った回答について質問される場合もあるのかもしれない。いずれにしても、予備校の答案を研究するのが有力な試験対策になるだろう。

出題傾向: SWOTへの対応、経営陣の希望をどう実現するか、自社や関係企業の戦略の評価

各科目のテーマに沿った問題。

  • 事例Ⅰ: 組織、人事、後継
  • 事例Ⅱ: 流通、マーケティング、データベース構築
  • 事例Ⅲ: 生産方法、人材育成、技術の継承

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