爆転シュートベイブレード
ファントムフォックスMS (英名: Phantom Fox MS)
ベイブレードが2つに分身!?
HMS最新ハイギミックを搭載した新型ベイブレード。新型ランニングコアの開発によって2つに分身する機能を得た。必殺W攻撃なるか!?
- 商品名
- ベイブレードファントムフォックスMS
- JAN
- 4904880 14330 6
- タカラ製品番号
- 205020-580
- 通し番号
- MA15
- 発売日
- 定価
- ¥580
- 性質
- バランス
- 聖獣
- 無し
- 劇中での初登場
-
- 漫画
- 無し
- アニメ
- 無し
- 使い手
- 無し
- 必殺技
- 無し
部品 | 名称 | 攻撃力 | 防御力 | 持久力 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
BP | フォックスエンブレム | ヘヴィメタルシステムをロックする重要なパーツだ。 | |||
AR | アッパーFOX | 3 | 2 | 3 | 形状: 狐 回転方向によってアッパー攻撃とヘッド攻撃が使い分けられる構造に設計されたパーツだ。 |
WD | カスタマイズWD サークルアタッカー | 3 | 2 | 3 | アッパー攻撃が可能なウェイトディスクだ。上下逆に装着することで、敵を叩きつけるスマッシュ攻撃が可能となる。 |
RC | 分身コア(セミフラットver.) | 2 | 1 | 2 | 衝撃で上下各ユニットが分離することを可能にした分身システム内蔵。これが新世代のバトルギミックだ。 |
「GS」series 最初のベイ。ベイブレード誕生5周年を記念して発売された。
本ベイには今までになかった特徴が多く含まれている。
分身機能
このベイの最大の特徴は、対戦中にコマが「ARコアベイブレード」と「WDコアベイブレード」の二つに分身するというもので、今までになかった極めて特異な機能だ。
トライグルやサイバードラグーンの様に、バネがARコアベイに内蔵されており、WDコアベイと合体させた後に両者を捻ることで固定する。シュート後に敵ベイと衝突した衝撃で固定時とは逆向きに捻られてバネが解放されて分離する仕組みだ。合体時の捻る方向を変える事で、ベイの右回転、左回転の両方で分身させることが出来る。捻る方向を間違えると、分身せずに唯の背が高いだけのベイになってしまう。
公式大会でも用いることが出来る。分身した際、上下どちらかのベイが止まったりリングアウトしても、もう片方が回り続けていれば負けにはならない。
但し実際のところは、分身してもARコアベイとWDコアベイがぶつかり合って共倒れしてしまったりと弱い。
コマというのは、重りがなければ安定しない。本機が分身した際、WDコアベイはWD が重りの役割を果たす。これに対して、ARコアベイはAR に付いている金属部品が重りとなる。
HMS ではWD だけでなくAR にも相当程度の金属が使われているので分身というカラクリが成立するのだ。これはHMS 以前のベイでは実現出来なかったことだ。したがって、ファントムフォックスMS はHMS の仕様を最大限に活かしていると言える。ベイブレードの開発者はHMS series を展開し出した時点で、「ベイブレードが分身する」という機能を持ったベイを作ることを想定していたのだろう。
その他の解説
AR にはキツネの顔が大きく表されている。
爆転ベイはAR に顔が表現されることは多いのだが、本ベイの場合、AR の面積に対する一つの顔の面積の比が嘗て無く大きい。本ベイの発売以降、AR に顔が大きく表されたベイが多く登場する。例としてドラグーンMF、ドランザーMF、サムライチェンジャーMS が挙げられる。
WD も独特で、初めて「CWD」が導入された。その後は様々な種類のCWD が登場して、爆転ベイ商品展開の末期でありながらもWD の種類が急増することとなった。
サークルアタッカーは、上方向に突起を持っているのが特徴である。これは、分身コアが分身する為にはRC 側に衝撃を与える必要があり、その役割を果たす為である。したがって、分身コアにはサークルアタッカーは必要な存在なのだ。
サークルアタッカーは突起を下向きに設置することも出来る。上向きで分身コア以外のRC を使うと、突起が邪魔になって組み立てられない。したがって分身コア以外のRC を使う際は下向きに設置する必要があるが、グリフォリオンの場合の様に突起がスタジアムに当ってしまう恐れがあるので実用性は低い。
すなわち、サークルアタッカーは実質的に分身コア専用のWD なのである。
ところで、分身機能を持つこのベイにキツネを関係付けた理由はなんだろうか?
日本には古くから、「キツネは霊力を持った存在であり、その霊力で人を騙す」という信仰があり、「狐につままれる」という慣用句も有る。開発者はそれを根拠に「分身機能で相手を惑わす」という意味を込めたのだろう。
名前にある「S」が「shadow」の略称なのは、「影分身」の連想からだろう。
イエロー版やレッド版は、キツネの色に由来していると見られる。
本機には複数の限定品が存在する。GS series のベイとしては、限定品の酒類が著しく多い。
限定品の中には軸先の形状が通常版と異なっているものが有る。今までのベイブレードでは、限定品のウェイトディスクが異なるという場合は有ったが、軸先が異なるというのは初めてだ。ARコアベイとWDコアベイの軸先の形状は、通常版も含めて統一されている。
名称 | 備考 |
---|---|
イエロー(フラット軸) | 攻撃型 |
レッド(シャープ軸) | 持久型 |
ライトグリーン(フラット軸) | 福箱2005。攻撃型 |
ライトブルー(シャープ軸) | 福箱2005。持久型 |
ライトブルー(シャープ軸) | 福箱2005。持久型 |
ゴールドメッキ | 大会賞品 |
ブロンズメッキ | 大会賞品 |
ゴールドフォックス | コロコロコミック「ハイギミックデザインコンテスト」BBA賞 5名限定 |
シルバーフォックス | コロコロコミック「ハイギミックデザインコンテスト」ブレーダーDJ賞 5名限定 |
ガンメタフォックス | コロコロコミック「ハイギミックデザインコンテスト」コロコロ賞 100名限定 |
本ベイはHasbro からも販売された。